鹿革の紹介(ヌイトメルで使用している素材)
2012-5-3
※参考:「なめし」について
2㎜程厚さのある銀(革表面)付きの鹿(ディア)革。
ニュージーランド産の赤鹿をタンニンでなめし、染料で染めたもの。
鹿革は革の中でも高級な素材で、柔らかくしなやかで、軽いのが特徴です。
線維は柔らかいですが強靭で、その強度は牛革にも勝ります。
鹿革の銀(表面)は摩擦に弱く、擦れると少しずつ剥がれてきますが、それが独特の味となっていきます。
また、色によっては日光により色褪せしやすいものもございますが、使用することで手の油分などを含み、少しずつ色つやが濃くもなります。
そういった表情の変化の楽しめる革です。
皮膚組織に皮脂を含む革ですので、水に強く、水洗いをしても柔らかさやしなやかさを損なうことはありません。
油を吸いやすく、油分を吸うとその部分に濃くシミが残りますので、革用オイルはご使用にならないでください。鹿革専用のお手入れ剤もございます。(参照:【鹿革】お手入れ方法にて紹介)
鹿革の魅力はこちらからも → 革のもとに思いをよせる
ライトブラウン | ダークブラウン | ネイビー |
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ブラック | チャコールグレー(限定色) | ナチュラル(限定色) |
※ 画像はモニターによって発色が異なります。
※ 革の発色はロットや個体差によってその都度微妙に異なります。
特にタンニンなめしの革は安定しにくいため、画像とは色が違う
ことがありますので、その旨はご理解の程お願いいたします。
※ 鹿革は素材の特質上、キズやシワ等が多い革です。
革1枚の大きさが比較的小さいため、革質上使える部分が限られており
パーツが大きいものにはキズが避けにくこともございます。
その場合は背面や底、見返し等目立たない位置に使用しています。
キズなどについてはこちらもご一読ください → 鹿革製品をご購入いただくまえに
※ ナチュラルは染料等で染色していない(素上げの)革です。
ナチュラルは、製品前の革を当工房にて若干の加工をしています。→ 加工の様子はこちら
→ この革を使っている商品
巾着トートバッグ S MS M L
→ 結ぶトートバッグ S
■ディア オイルヌバック (鹿革・コンビネーションなめし オイル仕上げ)
1.5㎜厚程の薄く柔らかな鹿革の銀(表面)をペーパー等で削り、仕上げにオイルをたっぷり浸み込ませたものです。オイルが入っているため、さらに水や汚れに強くなり、油シミもつきません。
軽くしなやかで、しっとりした感触で、上品な雰囲気です。
現在使用しているのは、デッドストックの革です。
汚れた時は柔らかい毛のブラシでブラッシングしてください。
(参照:ディアオイルヌバックのこと)
ダークブラウン | ネイビー(廃番) |
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※ 画像はモニターによって発色が異なります。
→ この革を使っている商品(申し訳ございません。廃番になりました)
■ ヌイトメル初期(2011~2012年初めごろ)の鹿革についてはこちら(ブログより)
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