今年も沖島に行きました。

2014-7-29

先週の土日に、今年で3回目になる「びわ湖夢王国・ワクワク沖島ツアー」に参加してきました。
「びわ湖夢王国」とは、首都を沖島とするパロディ国家です。
ツアーはいつものおじいちゃんと孫の集いから一転、今年は50人ほどの参加者がいて、進化していました。
何ごとが起こったのかと思ったら、「おきしま倶楽部」という組織と連携することになったそうです。
事務局が用意され、きちんとスケジュールが組まれていて、ちゃーんとツアーの体になっていました。

日本でただひとつ、世界でもまれな淡水湖の有人島。
今回は世界唯一(らしい)の湖上の小学校、「沖島小学校」の中も特別に見学させてもらえました。
平成7年に建て替えられたという木の校舎は、
そのたたずまいもさることながら校舎の中も、窓から見える景色もすばらしくて。

 

全校生徒は現在11人で、2年生はいないそう。
マンツーマンに近い決め細やかな授業は魅力で、島の外から通っている子もいます。
この学校、廃校にはしたくない!

島の暮らしは魅力にあふれています。
途中には鮒寿司をつくっているおじさんがいたり、梅を干していたり、
道行く人はみんな自転車や三輪車。
浜までは両脇を畑に挟まれた細い道を、水着でひたすら15分ほど歩いていくのですが、
暑くて大変ながら、その道のりは懐かしくも新鮮で。

  

浜に着くと、地元のかたと一緒に他の団体が地引網を引いている最中でした。
なかなか見られない光景でしたが、
地引網にはブルーギルばかりで、たまに小さな鮎やらがかかっているような、今の湖内の様相が伺えて。
びわこで外来魚の被害は大きいですが、バスフィッシングが琵琶湖観光の主流にもなっている現状。
滋賀県としてもなんとか共存していく道を模索するのが現実的なのでしょう。
「リリース禁止」は、釣り人による駆除にもなりますから、どんどん釣れてほしいものです。
近頃はブラックバスよりもブルーギルのほうが増えているそうで。
もともとは食用として日本に持ち込まれたブラックバスとブルーギル。
ブルーギルを食べるのは抵抗がありますが、ちゃんと処理したらおいしいみたい。
淡水魚は臭いとか寄生虫とか、調理が難しいようなイメージがありますが、
海釣りのように、バスとギルも「キャッチ&イート」を主流にすることはできないのかな、と思います。
うーん、まずはどこかで一回食べてみるか!

このところ、「おきしま倶楽部」などが近江八幡や沖島地域と連携しつつ、
沖島を盛り上げていこうという動きがあるようです。
継ぎ手の少ない沖島の漁業をたやさないよう、島の人口を増やしていきたいということを、
島のかたがおっしゃっていました。
いつごろからかはわかりませんが、古民家の再生や移住、民宿をするような計画もあるそう。
うちは現状を考えるとなかなか難しいですが、「半漁半X」という生活にも、とっても惹かれます。
 
 
今月、エルマガジン社から新しい「滋賀の本」が出ましたが、こちらでも紹介されていました。

びわ湖だけとは言わせない、と書いていますが、びわ湖だけでもたくさん楽しめます~。
いよいよ沖島が熱い?!と思うのですが。興味のあるかたは、いちど行ってみてください。

  沖島については、詳しくはこちらで → おきしま倶楽部

探してみると奥が深い。
滋賀にはそういう、じんわりといいところがたくさんあるみたいです。
湖北の観音さま、ローカル鉄道、史跡、建築、歴史さんぽ。
焼きもの、織もの、
地元食材、伝統野菜、地酒・地ビール、
食べもの、のみもの、マルシェにアート。
 
 
・・・この滋賀本に、ヌイトメルも少しだけ紹介していただきました。

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