鹿革製品をご購入いただくまえに

2014-7-24

鹿革製品をご購入いただくまえに、下記の内容をふまえてご検討いただくことをお勧めいたします。

「タンニン(渋)なめし」・「染料染め・素上げ」は、革本来の魅力を引き出すことができます。
ナチュラルマークを含め、鹿革のもつ自然な風合いと、味わい深い経変変化を楽しみながらご愛用いただけます。
下のような点をご理解いただければ、天然革としては比較的扱いやすい、とても魅力のある素材です。

>> 鹿革について詳しくは、こちらをご参考ください。 → 鹿革の魅力

● 鹿革は素材の特質上、自然についたキズ(表面のめくれなど)やシワ、スジ等の「ナチュラルマーク」が多い革です。
それは天然皮革の証でもあり、タンニン革はそれを隠さずに仕上げられています。
鹿革は1枚の大きさが比較的小さいうえ、革は使える部分が限られており、通常はおなか周りや首部分などは製品に使用できません。バッグに向く革質(かたさやコシなど)を重視して裁断しますので、パーツが大きいものでは特にキズが避けにくくなっています。
そのため、ナチュラルマークが入る場合は背面や底、見返しやギャザー部分、また、底や脇に近い部分等、できるだけ目立たない位置に使用しています。

● 革の表面感(シボはシワなど)、厚みやコシなどの革質は、個体差や季節による違いもありますので、商品ひとつひとつに個性があり、全て同じにはなりません。

● 革の発色はロットや個体差によってその都度微妙に異なります。
タンニンなめし・染料染め・素上げ(上からの色の吹き付けのない)の革は、革の仕上がりが原皮(革の原料)によって様々で、革質・色が非常に安定しにくいため、ロットごとに色の濃淡や発色が違い、同じロット内でも色が違ったり、角度によって見え隠れするような色ムラ、スジ状に見えるムラ、1枚のなかでも部分によって色の濃淡がある場合がございます。
ひとつのバッグは1枚の革の中で取り、できる限り色むらを避けるように裁断し、できる限り背面や底、見返し等、比較的目立たない位置で使用するようにしていますが、個々のパーツには適した革質を重視するため、避けられない場合はその時々の判断でバッグの正面側にも入れる場合がございます。

● 上記ナチュラルマーク以外にも、表面にこすれたような、日光下や角度によって見え隠れするスジが入っている場合があります。
これはキズではなく色むらの一部で、使用していくうちに目立たなくなります。

● 鹿革は使用によって色ツヤが変化していきますので、色ムラやスジなどが見えるのは初めだけで、使っていくうちに革の経年変化により色艶が変化しますのでほとんど消えて目立たなくなります。

「素上げ」という、上から色ムラを隠すような吹き付け染めをしていない鹿革のため、経年による革表面(銀面)の剥がれが比較的目立ちにくく、手の脂などを吸ってツヤが出て、自然で魅力的な経年変化をしていきます。

黒色の場合でも、ロットによっては色が茶色く見えるような黒色の場合がございます。これはタンニン革の特徴ですが、使っていくうちに茶色味は抜けて深い黒色に変化していきますので、経年変化の特性としてご理解ください。

また、経年変化は使用状況や革の個体差などで違いがありますので、一様に変化しません。
黒色以外の場合、タンニン革の特性により日光により少しずつ変色しますので、あまり変色を好まれない場合は、直射日光を避けるなどのお気遣いが必要になります。

● 内側にポケットがついているバッグは、ポケットのほうを背面としています。
複数のポケットがついている場合、ファスナーポケットがついているほうが背面になります。

< ナチュラルマークの例 ↓ >
どれも5mm~8mm程度のめくれキズです。目立たない部分で使用することがあります。

  

< 色ムラの例 ↓ >
よく見ると、染めのムラがありますが、この程度であれば商品に使用しています。
こういう色ムラは使っていくうちに馴染んで目立たななくなっていきます。

< 大きめのキズの例 ↓ >
2箇所15mm程度のキズが入っていて、全体的に色むらもあります。
革質には問題がないため、ご使用に支障はありません。
通常、できる限り避けながら裁断していますが、革質を優先するためサイズの大きいバッグ(巾着バッグLSサイズ以上)には、背面や底などに使用することがあります。(Mサイズまでの大きさにはできる限り入れないようにしていますが、大きくても目立ちにくい浅いキズの場合は背面や底で使用する場合もあります)

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