長崎個展の記録 番外編
2013-12-9
ちょっと時間に余裕ができてきたので、個展で訪れた長崎記録、番外編を書こうと思います。
滞在2日目の朝、
まずはList:松井さんに教えていただいたお勧めのお散歩スポット長崎港と美術館周辺の公園へ。
港の向こうの丘に家々が見え、坂の多い街 長崎が実感できます。
そこから山手の方へ歩いて、オランダ坂、オランダ通りから中華街を抜けたところで、
はて。と道に迷ってしまい、見当違いの所へ歩き出していたところ、
幸いにも松井さんと遭遇。
開店前のひととき、パブリコでいただいたコーヒーとボタンのかたちのクッキー。
もちろん、名物のちゃんぽんもいただきました。
長崎、と言えば訪れたかった場所がありました。
まずは行かなきゃ、でしょ。長崎の原爆資料館。
修学旅行は広島でも長崎でもなく、今まで行けなかった場所です。
ワガママを言って、日曜に帰らずに月曜の朝イチから観てきました。
感想は・・・平和学習を受けてきたとは言え、衝撃でした。
今までは自分の中では広島の被害のほうがクローズアップされてきたような印象があり、
もちろん、自分からは距離が遠いから情報が届きにくいということもありますが、
この地を訪れてその理由が何となくわかりました。
戦国時代から続いた250年間のキリシタン迫害の歴史を耐え忍んだキリスト教徒が多く存在する街。
原爆の試練にも、祈りながら耐えた人々。
長崎の特徴は「祈り」だと、長崎出身の松井さんから伺いました。
原爆投下の日は、長崎では「祈りの日」。
そんな長崎では、信号のない道路を横断する時に、必ず自動車が止まってくれるのです。
南蛮貿易、キリスト教、幕末、戦前、戦後、複雑な歴史が折り重なり、
港、坂道、路面電車、教会、洋館、中華街、
どれもがコンパクトながらもちょうどいいバランスで形づくられている街並みも魅力的です。
長崎は漁業も農業も盛んで、おいしい魚介類や野菜もたくさん採れる。
いいとろですよね。
今回はあまりにも時間がなかったので、
今度はゆっくり訪れたいなと思います。
(アツコ)