2013年春のクラフトイベント出展を終えて
2013-5-21
姫路クラフト・アートフェアも終わり、この1~2週間はオーダー分の製作や
声をかけて頂いたお店の方との打ち合わせ等、小忙しくしていました。
今年もたくさんの作家さんと知り合い、語らい、個人的には充実感のある春でした。
毎回の楽しみは、合間をつくっては気になるものを見つけて作家さんに話しかけることです。
作品には作家さんの人柄が表れているものも多く、
話し込むうちにそのものへの興味も深まり、そして実際に使いたくなり、
最終的にはどうしても欲しくなってしまい、手に入れずにはいられなくなります。
そんなこんなで今年はいつも以上に買ってしまいました。
先日は大阪の能勢に住む友人のところへ、打ち合わせも兼ねて遊びに行きました。
東京の広告制作会社で10年余り働いた後、一転、木工家を志し、
今はデザインと木工、畑仕事などをしながら生活しています。
その友人と例のごとく長時間話していて印象に残ったフレーズのひとつに、
「野菜はもぎたてがいちばんうまい。」
そういう感覚を、僕はクラフトフェアでも感じます。
姫路クラフト・アートフェアでは、竹かご屋さんと隣でした。
道明寺天満宮手づくりの市ではおなじみ、
嫁からは欲しいということを聞きながらも、ゆっくり見る機会がなく、
今回はじめて話を聞き、つくる姿勢やそのかごの完成度の高さ、
毎日使える、一生使える、味わいがどんどん深くなる、
それを鑑みてかごの値札をみると、安いと素直に思い、また買ってしまいました。
付き合いのある漆職人さんとは、事あるごとに物々交換をしています。
漆と生地(木工)の両方ができる、高い技術をもつ職人さんです。
家にその職人さんがつくったものが、気付けばたくさんあります。
作り手から直接ものを買うことのできるクラフトフェアは、
「もぎたてがいちばんうまい」に近しいところがあって、
お店やショッピングモールで買うのとは一味違う感覚を味わえるから、
そういうところでものを買うのが好きで、またそういうところに参加するのが面白いので、
これからも出没していきたいと思います。
(クニヨシ)
姫路、能勢の写真を少し。