益子陶器市レポート

2013-5-10

気になってはいたけれど、なかなか行く機会がなかった益子。
今回、ご縁をいただいて、陶器の一大産地で開催される益子陶器市に10日間参加してきました。

 益子陶器市とは → 益子観光協会のホームページ

ホームページによると、陶器市は1966年(昭和41年)から始まり、例年、春のゴールデンウイークと秋の11月3日前後に開催されています。
焼物だけでなく地元農産物や特産品の販売も行われ、春秋あわせて約60万人の人出があるそうです。

これまで2日間単位で開催されるイベントばかり出展している僕には、移動を合わせて12日間もの長丁場は未知の世界。体調がひとめぐりするほどの期間、益子に滞在していました。
僕は運が良く、出展場所をお借りしたギャラリーオーナーさん所有のリゾートマンションのゲストルームに仲間と共に宿泊させていただき、寝泊まりに対するストレスは皆無でした。
しかし、現地で知り合った他の出展者さんの多くは、10日間車中泊という状況が当たり前らしく、僕がその立場であったならまさしく苦行だったろうと思います。

期間中、平日日中に小雨がパラパラしたくらいでほぼ快晴。
今回は例年になく非常に天候に恵まれていたそうです。
その雨が降った平日に店を閉めて、1日かけて陶器市と益子観光を楽しみました。
楽しむと同時に、このイベントはどういったものなのかという客観的な目線で見て歩きました。

ということで僕なりに、簡単に益子陶器市を解説すると、「なんでもアリ」でした。
出展者は500ブース以上とありましたが、ざっと見ても大小含め軽く1000店以上が町中で商いをしている状況で、町の美術館、ギャラリー、益子焼の陶器店、生活雑貨店、飲食店、骨董屋、アンティークショップに加え、空き地、駐車場、道路や敷地の隙間という隙間に、地元や他府県からの出展ブース(陶器、木工、ガラス、革、布、雑貨、植物など)、なぜかいちばんいい場所に出している縁日露店(お面、お好み焼き、焼きそば、回転焼き、鮎の塩焼きの類)、商売の方法も様々で、展示、即売、セール、たたき売り、何でもありで、一から十まで集中してものを見て歩いていると、ものに酔うという感覚に襲われるほどでした。
といっても見どころはたくさんあり、新進作家があつまる芝生の丘は、僕が何度も訪れた場所でした。

そんなこんなで、僕の最初で最後(かもしれない)益子陶器市は、仲間に恵まれ、新しい出会いがたくさんあり、創作の刺激を受け、とても濃密で有意義な期間となりました。

この機会を与えてくれた、友人U君、ありがとう。

益子はとても良い所でした。
まだ訪れたことのないかた、ぜひこの時期に訪れてみてください。

大量に写真を収めた中から、その一部をアップしています。

(クニヨシ)

 フォトギャラリーにも → 2013 益子陶器市・春

                                       

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