チョコレート

2013-2-18

宅配のチラシに冬にしか載らないピープルツリーのチョコを、ふと食べたくなって買いました。
上品なフレーバーで、口どけが良くて、やっぱり美味しい。
乳化剤や植物性油脂が使われていないため溶けやすく、夏は取り扱いが難しいため、寒い時期にしか売ってないのです。
ちょっと高いから気軽には手が出ないのですが、その「高い」と思う自分の感覚や価値観を疑わないと、何事もその奥が見えてこないのだと思います。
毎年、特に気にせず過ごしてきたバレンタインデー用にも注文して、みんなで味わいました。
自分からは年に数回しか買わないので、いただきもの以外で家にチョコがあるのは冬のこの時期だけかもしれません。

チョコレート、
想えば、長男は3歳までその存在を知らず、家で食べたのは4歳になってから。
保育園に通い始めた2歳まで極力市販の甘いお菓子を与えなかったためか、甘いお菓子がそれほど好きでないので、ケーキやクッキーには見向きもしませんが、たまにもらって食べるうちにいつしかチョコの美味しさに目覚めてしまいました。
次男にも3歳から解禁していて、チョコレートと聞くと飛んできます。

身体にいいわけじゃない、食べなくてもいい食べ物。
数あるあまーいお菓子の誘惑に耐えるのは、子どもには難しいから、
その味を知らないほうがいいかもしれないと思うことが、今もあります。

でも、こうやってホンモノのチョコレートの味とそのルーツを知って、
たまにしか食べられない特別なものだと理解したら、冬が楽しみになる。

美味しいと感じるのは主観そのもの。
自分はどういうことが心地良いのか、何を正しいと感じるのか、
これから出会う様々な価値観の中から、自分を形成するそれを選びとるための感覚を養うこと。
そういうのも、食育なのかなと思っています。

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