2023年の夏休み

2023-8-15

次男が帰省早々に発熱し、2日ほど寝込んでいまい

少し予定がくるってしまったけど、幸いすぐに解熱し

家族の体調には変化なく元気になってから数日過ぎたので

もう大丈夫と、8月に入ってようやく夏休みらしく過ごしはじめました。

(4年ぶりに開催された、びわこ花火大会 ↓ )

14歳、良くも悪くも変わらない次男に安定感を感じるが

来年地元に帰ってきたとき、変化する環境に馴染めるのか少々心配がある。

今年の夏休みは少し短くてすぐに帰ってしまうのにいつもどおりに宿題は先送り。

自他ともに認めるあまのじゃく、口うるさくすると逆効果。

でもあと10日ほどなのにどうするんだろ。

連絡用にとキッズ携帯を渡していたが、住まいが携帯電波の圏外で役に立たず

結局wifi経由iPodでLINE通話しているのと、スマホのほうが維持費は安上がりなので

緊急用に持たせる電話をスマホに変更し、ついにスマホデビューすることになった。

そしてスマホを所有した途端にLINEマンガを読み続ける次男。

こうやってスマホばかり眺める息子に文句を言うなら与えなければ良いのにって

矛盾する自分にも辟易するが

未成年のうちからスマホとの付き合い方と情報リテラシーを教え学ぶのもある程度必要と思うから、

親との関係がまだ近い今のうちに、ほどよい距離感をつかめるように見守るしかないと思っている。

電子機器は脳内麻薬と仲良し、

依存というのは本人が気づかないうちに始まってしまう。

タイミングを逃さないように、見守ろう。

 

長男は来年成人を迎える。

18歳が成人なんて、早すぎて不安になってしまうが

話をしていると、しっかり考えているなぁと思うことが増えたから

きっと大丈夫、という気もしている。

ここまで早かったような、長かったような・・・

学校での姿は入学式でしか見ておらず、中学を卒業したら保護者の役割ってこんなもんなのだろうけど

少し寂しく感じるから、来年あたりにはこっそり学校祭にでも行ってやろうか。

 

闇バイトやカードローンやハラスメント

成人になると親の目が行き届かない危険にもさらされる

巧妙な詐欺や脅し、顔認証も指紋認証も役に立たず

いくらでも悪用できる便利な仕組みにあふれるいま

本人の倫理や意思が大きく試される

恐ろしいのは幽霊ではなく生きた人間だということは

人類の歴史が教えてくれている

無垢な状態で親によるほぼ洗脳ともいうべき価値観のすり込み時期は過ぎ

この子たちは他者を陥れるようなことは、やらないと信じるしかない。

信じて騙されるのは仕方ないけど、事件に巻き込まれたり搾取する側にはなってほしくない。

無常なこの世で生き抜くには

確固たる哲学を身につけさせるのが保護者の役割と考えている。

世の中は人間が作り出した、ある意味幻想なので

倫理や哲学を持っていなければ、生きるのはしんどいが

逆にそれさえあれば、生きていらると信じている。

人のためというよりも、いずれは地球のために生きたいという長男が

ここから巣立つための哲学は育ちつつあるようだ。

音楽や筋トレやスポーツや色々なことに目を向ける時間

自分をつくっていく時間

若いっていいなぁ。学生がうらやましい。

 

自分たちは年単位で心身にあまり変化なく、時間だけが過ぎていく感じだけども

子どもや植物に成長や季節を教えてもらう。

 

2年目の畑しごとは、冬の終わりから

じゃがいも、スナップエンドウ、パセリ、にんじん

さつまいも、里芋、ショウガ

ズッキーニ、かぼちゃ、オクラ、つるむらさき

落花生、ネギ、黒豆・・・

のように、次々植えつけては収穫している。

一週間ごとの畑仕事はどんどん過ぎていく日々と天気との隙間で

種まき植え付けと収穫とでどんどん季節が移っていき、あっという間に梅雨から夏に。

そろそろニンジンの種まきか。

今年はジャガイモを3種類植えて

順番に収穫を終えた後は長ネギと九条ネギを植え付け

玉ねぎを収穫した後にショウガと里芋を

春ニンジンを間引きながら落花生と黒豆の種をまき

菜園は1年を通したリレーで計画を組み立てていくということを

2年目から学び、挑戦中。

昨年はビギナーズラック的に実った野菜も、今年はどこまで育つかわからず・・・

基本的に肥料は入れないので、草を刈って畦にのせてマルチにしたり

人に聞いたり本やユーチューブを参考に素人満開でやっていて

でも無農薬の野菜を育てて食べるのは楽しく美味しく、ゆっくり小さく育った野菜でもじゅうぶん。

月に2~3回しか行かないので、種まき、植え付け、収穫のタイミングを合わせるのが難しく

畑の図面とにらめっこで、一年分の構想をざっくりと

とりあえず半年分の細かい計画を決めてから

それに沿って実行していくのだが、植えてしまってから

実は相性が悪いとかいうのを知ってしまったり、思い通りにはいかないもの。

畦の通路に生える草も花が毎年同じではないことや

連作障害やコンパニオンプランツや作物の相性など、

知れば知るほど奥が深く、沼にはまり

植物っておもしろいなって今さら言うてます。

春になるとあちこちにいろんな花が咲くので楽しくなって

工房のベランダやキッチンにもプランターを置いて

裏の空き地や玄関の植え込みにも、植物を育ててしまったので毎朝夕の水やりという日課が追加され

プランターのハーブに一気にアブラムシが広がってしまったり

梅雨に入ってあっという間に病気が広がったり

日当たりや日照時間、風通しも気になりだし

ハーブや花、ガーデニング植物にも手を出してしまったら

ドライにまでしたくなり、とれた野菜やハーブで料理をしたくなってみたり

気づいたら、わりと植物のことを考えている時間が増えてしまって

それはそれで問題なのではないかと、少々控えなければとブレーキをかけながら。

夏休みが終わると、また息子たちがそれぞれ旅立ちます。

次に会うときはもう少し成長しているかしらと期待しながら

毎回結局ほとんど変わっていない子らが、だらだらと過ごしている休日に結局は安定感を感じる。ここではスイッチオフ、でいいんだ。

 

革のこと布のこと、新作も準備しつつ過ごしている夏。

秋の展示会も含め、また少しずつこちらでも紹介していこうと思います。

 

(アツコ)

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