2020年が終わります

2020-12-31

学校の冬休みが始まってすぐの休日、散歩中に見つけた「クラウンシャイネス」がマイブーム。

クラウンシャイネスというのは、重なり合わずに空間を分け合って成長した木々の樹冠により空が割れたように見える現象のこと。熱帯地方ではよく見られるけれど日本では珍しいそうです。(ググってみると、意外に日本のあちこちで見られるみたいです)

複数の樹木が同時に成長したときにのみ起こり、日光を届かせるためお互いの葉が重ならないように成長して、ほどよい間隔を保ちながらお互いの健康を守ろうとしているのです。そして、この仕組みについてはまだはっきりと解明されていないのだそうです。

これが見られるのは、近所の茶臼山公園。

古墳時代の前方後円墳のうえに作られた公園で、歴史的な場所だけど近所すぎて普段は気に留めていません。

長男と最近部活の友達の間でブーム(遅!)だというポケモンを探しついでに散歩中、いつもは行かない神社のほうを歩いて見上げたら知っているのと違う木々の様子に目を奪われたという夫に連れられて、

翌日に見せられた20~30mほども上空のその荘厳な光景は、これまで見たことのない「空のみち」でした。

なんでもないところから何かを見つける観察眼、大切にしたいなぁと思います。

因みにこの茶臼山古墳は、壬申の乱で敗れた大友皇子が自害したあとに葬られたといわれる塚(のひとつ・日本各地に墓地の諸説あり)で、葬り塚として5体が祀られています。

塚や周辺から伸びた木々がその現象を作っていて、なんとも不思議でした。

4~5世紀ごろの古墳なので、1500年以上昔からある山なんでしょう。

そこかしこに巨木が生えていて、苔むして赤や黄色の葉が積もる参道も厳かな空気につつまれています。

古い神社とそのまわりはきれいに管理されているので、公園ぐるり一周するのも良い運動になってほどよい散歩コースです。

ついでに、天智天皇、弘文天皇、天武天皇周辺の歴史については掘ってみると面白い考察がたくさんあり、

没頭しているとつい時間を忘れてしまいそうになります。

・・・そんなことをしているうちに、今年がもう終わってしまう。

2020年は大きく世界が変わってしまい、オロオロしているうちに終わった一年でした。

来年もきっと色々とあるんだろうなぁと思いながら、それでも毎日は続いていくので

年末年始は少し休んで、来年に向けて準備していきます。

(アツコ)

  

最後に、

今年もたくさんのかたに支えられ、一年を終えることができます。

有難うございました!

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  

     ヌイトメル  重森一祥 敦子

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