紐が主役
2019-7-26
コモノ、コモノ、
いつも小物がないと思いながら展示会を重ね、はや7年が過ぎましたが、
少しずつ小物づくりには取り掛かっていまして、
サンプルをつくってはボツにして、つくっては再考を繰り返しています。
商品にする判断基準は「ヌイトメルらしさ」です。
なので、らしさがないものはボツになります。
少しずつ積み重ねてきた「ヌイトメルらしい」を説明することは少し難しいですが、
この規模だからできるもの、
ちょうどいいもの、
それほど簡単にはつくれないもの。
シンプルと簡単は似て非なるもので、
きちんと手をかけて、心をくすぐるような細やかな仕事と
ちょっとした心遣いとさりげない主張
・・・といったところでしょうか。
何かにつけ理由や理屈を考えてしまう癖があり、
だからなかなか新作が増えないのですが、少しずつでいいと開き直っています。
鹿革で1本ずつ作っている紐。
コレ、実はわりと手間がかかっていまして、仕上がりの完成度が高いのでこの紐を使った小物が作りたくなり、
その小物たちが完成に近づきつつあります。
笹爪に見立てた鹿のツノパーツと
ほんのすこしの土臭さをまとった、
袱紗のような佇まいで
鹿革小物のシリーズ、完成間近です。
commentするcancel