福井旅行
2011-7-20
今日は台風の影響(暴風警報)で保育園がお休み。
仕事は諦めてブログ更新だけをしています。
久しぶりにプライベートのことを書こうと思います。
(明日は仕事のことを書きますね。)
この3連休に、久しぶりに何かのついででない、ちゃんとした旅行へ行ってきました。
福井県勝山市。川魚や山の幸を食べに行かないかと、実家の両親が誘ってくれていました。
高速道路の渋滞を避けるため、日曜は早朝から出発。
早くに着いたので「やどかりが捕りたい」という長男のために、海岸まで行くことに。
一応、と思って持って行った水着が、役に立ちました。
砂浜の砂がめちゃくちゃ熱い!
次男は初めての海でどう遊んでいいのかわからず少し怖がっていたので、海の家で待つことに。
ヤドカリ探しはお父さんが頑張りました。
2mくらい先ですぐに深くなっている海の底まで何回も潜って、2時間くらい探してやっと見つけたヤドカリ。
他にもカニと小さいカレイ(カワイイ!)を捕まえていました。
5歳の長男はこの頃生き物に興味津津で、保育園では毎日ゲジゲジやらダンゴムシを両手いっぱい捕まえて遊んでいるようです。
田舎育ちのわたしたち夫婦は、虫探しで苦労した覚えがほとんどありませんが、都会っ子のわが息子たち。
近所では普段バッタやカナブンを見つけることもほとんどありません。
時々チョウチョは見かけますが、良くてもセミくらいしか捕まえられないのは可哀そうだなといつも思います。
深夜カブトムシを探しに出かける旦那に付き合わされ、眠たい中見上げた夜空は、星がきれいでした。
その後早朝にも虫探しに連れて行かれましたが。
次の日は恐竜博物館と、日本一だという蕎麦屋さん「けんぞう蕎麦」のおろし蕎麦を食べて、夕方に敦賀に寄り道。
深夜に大阪に着きました。
滋賀県出身の私は何度か訪れていますが、海と山、豊かな自然に恵まれた福井県。
遠くに見える敦賀原子力発電所、しっかり目に焼き付けてきました。
これからやること、つくるもの
2011-7-19
やりたいこと、書きたいことはいっぱいありますが、何せ人手と時間に限りがありまして・・・。
そこで、これから作ろうとしているもの、紹介したい商品、ブログで書きたいこと、ざっと紹介します。
・・・作ろうとしているモノ、作りかけているモノ・・・
●新作・シンプルポシェット(企画から完成まで・・・サイトでの取扱い間近です)
●財布(オープン記念企画のもの、改良から完成まで)
●財布ポーチ(秘蔵のアイデア、完成まで)
●ミドルサイズのボストンバッグ(参考商品として作った、馬革のボストンババッグ、改良から完成まで)
●布×革 コンビショルダートートバッグ(kiryu–fu×ディアで作った初期型から、改良していきます)
●籠バッグ
(参考商品としていた、インナーバッグ付き籠バッグ、商品化まで
。LUCY‘s BASKET さんとのコラボレーション)
●リュック(長い間、企画を温めているアイテム。まず形にすることから、商品化までのプロセス)
・・・・書きたいこと・・・・
●お気に入りのkiryu-fu「結ぶ・ショルダートートバッグ」のこと。
●kiryu-fu 大きいボストンバッグのこと。
●ヌイトメルで使っている素材の紹介(もっと詳しく。素材を作る過程や、お手入れ方法まで)
●ヌイトメルの鞄、使っている感じや変化の具合、そしてリペア方法なども、写真でご紹介。
まだまだあります、やりたいこと、書きたいこと。
どれもこれも、気になるのです。
書く準備ができたところから順番に書いていきますので、ご期待ください。
また、生産の準備が整った商品から、ご注文受け付けを始めますので、お楽しみに~
サイトリニューアルのこと
2011-7-13
革の断面を磨く機械「グラインダー」 ↓
ホームページのリニューアルが遅れています。
しかも、昨日から子供たちがついに熱を出してしまい、保育園をお休みしているためほとんど作業が進まなくて焦っています・・・。
今週末にはなんとか、と思っていますが、集中して作業をするために、ひとまず16日の土曜日までブログ更新をお休みします。
申し訳ございませんが、しばらくお待ちください。
販売すること – 3
2011-7-11
(2014.5.10 追記)
この記事は2011年、ヌイトメルをはじめたころに考えていたことを書いた記事です。
自分たちの考えの移り変わりを理解していただけるので、そのまま残しています。
現在の考えはここから少しだけ進展していますので、よろしければこちらもご参考ください。
→ 販売すること
裁断する機械「クリッカー」 ↓
わたしたちは社会に出てから、絶えず物を作ることに携わっています。
自分たちで作ったものをちゃんと売って行こうと考え始めたこの数年は特に、外で買い物をするときになぜここでこれを買うのかということを、よく考えるようになっていました。
そして値段に関係なく、色々な意味で“バランス良くできている”と感じるものに出会ったときは、感激します。
こういう“よくできている”と感じられるものが作れたら!
そのバランスが自分とぴったりきた時に、「消費」という行動が起こるのだと思います。
考え進めるうちに、ものを販売するためには、まずどんなお客様がどんな物を必要としているのかを考えなければならないということに行きつきます。
つまり経済用語でいうマーケティングです。
たとえ自分たちがいいと思うものを作ったとしても、それは消費に値しないものかもしれない。
具体的に誰に向けて作っているのか、また作ろうとしているのか。
ヌイトメルの物を欲しいと思ってもらえるのはどういう人物像だろう。
ライフスタイルは?
持ち物は?
どういう使い方をする?
・・・そうすると、やっぱり、わたし(アツコ)と同じ“女性”が思い浮かぶのです。
そのうえで、私たちが作ろうとしているもの、作りたいもの(今は鞄、小物)はどんなものかを考えた時に、ようやく考えが固まり始めました。
鞄や小物は日常に使うものであって、だからどんな持ち物を入れ、どんな使い方をするかということが、デザインや素材選びの鍵となります。
使う人のあらゆる場面にさりげなく合うように、主張しすぎない。
だから、基本は素材の質感を活かすシンプルなデザインに。
実際に使うことを考えて、使い勝手とデザインのバランスも試行錯誤を重ねて作ります。
素材の質感=素材の品質が重要です。良い素材は、それだけで存在感があります。
高品質な革・生地・金具などの副資材、できるだけこだわった材料を使い、手を掛けて使いやすさ・デザイン性を兼ね備えた構造・仕様にします。
何でも、こだわればこだわるほど、その原材料のコスト、その手間のコストは高くなります。
ですから小売店に卸すという手法を自分たちの大前提にしてしまうと、とても高価なものになってしまうものも出てきます。
わたしたちが今作っているものは、日常に使うものといっても生活必需品ではなく、嗜好品のひとつです。
ですから高価であればあるほど、買える人、使う人が限定されてしまい、また、当初の考えから逸れてしまうように思うのです。
一部の人ではなく、より多くの人の日常に寄り添うものでありたい。
だから、自分が正当(または妥当)だと思える価格で売りたいし、納得して買っていただければなお嬉しい。
商品を作ること以外の費用をなるべく上乗せしないようにたいし、少しでもコストを下げる努力もしたい。
誠実につくるということをきちんとやりたいので、
それなら、まずは出来る限り自分たちで生の声を聞き、直接売っていこうと、はじめは「直売」でやってみようと決断しました。
次を考えるのはそれからです。
きちんと整理して考えたこの理想は、なにも自分たちだけが始めたことではなく、すでにあるカタチだと思います。
けれども自分たちも理想を追求したいと思うからモノづくりを続けるのです。
また、やってみなければわからない、がモットーです。(これまでそれで失敗したこともしばしばですが。)
心地の良い良質な素材を使い、自分たちが持てる技術を使い、使う人の目線で作り続けること。
それを、自分たちの正当だと思える値段で、納得いただいた方にお買い上げいただくこと。
使う人の生活に溶け込む、愛着を持っていただけるようなモノづくり。
天然の素材を使い人の手で作りますので、常に“完璧な製品”というのはなかなか難しいもので、使っていくうちどこかに難点が出てくることもあるでしょう。
そういう場合にも対処して品質を改善していくこともわたしたちの責務で、それをダイレクトに可能にするのも、どういうお客様がどういうものを欲しているのかを感じることができるのも、やっぱり直接お客様と接することからです。
今後、より多くのかたの目に触れるようにとも考えていますので、ゆくゆくは卸し販売もと考えてはいますが、まずは直接お客様と接してみて、それからです。
探せば何でも手に入る時代、それぞれにこだわりをもって作って、売っているものがもっと増えたら良いし、また自分もそういう作り手のこだわりを感じられるものが買いたいと思います。
そして、みなさんに納得していただけるようなモノづくりを続けていければなぁと思います。
最後に。
今回の記事は「なぜ直売をはじめたのか」をあくまで“かいつまんで”書きました。
誤解を招きそうな部分や、思いが強い部分は少し詳しく書きましたが、まだ言葉が足りないなぁと感じるところもあります。
また、続けているとだんだん考え方が変化していくこともあります。
そういうときはまたその考えや、折に触れもっとディープな内容を書いていこうとも思っています。
(2012.5.2 追記)
この一連の記事(販売すること1~3)は「ヌイトメルの考えること」としてお読みいただく項目で、ヌイトメルの理念の根幹にかかわりますので、より伝わりやすいようにと、内容を若干加筆したり書き直しました。「販売」というテーマは難しく、経済や社会に根差すもので、どれを正解ともできません。いつまでも迷い続けることだと思っていますが、少しずつでも前進していければと考えています。
販売すること – 2
2011-7-8
(2014.5.10 追記)
この記事は2011年、ヌイトメルをはじめたころに考えていたことを書いた記事です。
自分たちの考えの移り変わりを理解していただけるので、そのまま残しています。
現在の考えはここから少しだけ進展していますので、よろしければこちらもご参考ください。
→ 販売すること
靴を縫うためのミシン「ポストミシン」 ↓
前回は、大量生産のことを少し考えました。
自分たちが大企業と同じことをしようとしてもかなわないし、意味がない。
では逆に、個人単位のたとえば作家活動に専念する方向はどうでしょうか。
芸術性と手仕事の技術や質、それぞれにその分野で長けていらっしゃる作家さんや職人さん、コツコツと作り続けていらっしゃるその姿勢も尊敬しています。そういう作品を鑑賞するのも使うのも、素敵だと思います。
個展で作品を紹介していくこと。
それは私たちのような個人の工房には有効な手段でもあります。
自分たちが向く方向は、どちらかというと、こちらなのかな。
でも、自分たちは「作品」をつくる作家というよりも職人として、ただ実用品としての「良いもの」を作っていきたいのです。
まず作品としていつまでも新しいものを作り続けることができるのか・・・
あれこれ考えたら、結局どうやって販売していくかでその作り方も決まるように思い、製造の効率や原価については、どれくらいの値段でどこで売っていくかによって決めないといけない、ということに行きつきました。
ではどうやって販売するのか?
わたしたちの作る物を売るための、最適な方法は何だろう。
そこで販売の手段として、小売店に卸すための営業から考えました。
デパートやセレクトショップなどの小売店には、情報を取り入れること、商品を選び買い付けること、見せるセンスと技術、お客様へ与える安心感や満足感、接客やアフターサービス、買い物に対するあらゆることが揃っており、そのための業種でもあります。
気持ちの良い買い物をすること。これは確かにお客様側にメリットがありますし、そのためのコストも支払われて当然だと思います。
たくさんの顧客様をお持ちのお店へ卸すことは、メーカー側がまず初めに考える販売方法の王道であり、もし有名小売店とお取り引きができれば知名度アップも含め、メリットがいっぱいです。
たくさんの人に知ってもらうには、やっぱり全国的に名の通ったセレクトショップに営業するのが一番いいのかな、
じゃあ定期的に開催されている合同展示会に出展するのが筋なのかな。
(合同展示会には多くの小売業者さんが買い付けにいらっしゃいます)
地道に1軒1軒、セレクトショップに商品を持ち込んで営業する、という方法もあるぞ・・・
じゃあ、どの地域のどのお店に何を持って行こうか。
・・・このように考えるほど、どこから手をつけたらいいのかわからなくなってきました。
・・・販売すること-3へ つづく・・・