新年度の始まり

2014-4-8

このところ、ブログを書く時間がさっぱりなく、後回しにしつづけていました。
昨年の秋からずっと駆け足で、何かしらの期限に追われているような。
年末年始から棚卸しや決算という追加業務に加えて、年度末、年度初めはプライベートでもやることが多く、
消費増税やウィンドウズXPがサポート終了というのでパソコンの業務まで発生して、
まだ使えるのに、、、と思いながらも心配症なのでギリギリになってパソコンを買い替え、
データ整理もそこそこに、データの引越しは手探りで案の定長時間を費やし・・・
モニタさえもいきなり故障(怒)
よくわからないまま使っているパソコン。
切り替えやトラブルの時は無駄に時間がかかってしまいます。

おまけにこの土曜に夫がぎっくり腰のような状態に。
もともと腰痛持ちの夫は、3年ごとくらいに腰痛が出るようです。
今回は体が「くの字」に曲がってしまってます(汗)
検査の結果、ただの寝違えのようなもの、だったらしいですが、
数日は安静に過ごします。やれやれ。
 
 
そんななか、子どもの春休み、お弁当づくり、進級と、淡々と(バタバタと?)日常は過ぎていきます。
気付けば桜は満開で、見頃も過ぎてしまい。
 
 
3月末に、レンタカーを借りて福井県の勝山へ行ってきました。
息抜きというか、最大の目的は山菜料理を食べに行くことで。
子どもの頃から訪れていた大好きな民宿が3月いっぱいで閉まる、というので、
急きょ滑り込みの最終日、強引にスケジュールを入れました。

杉山鉱泉という、江戸時代から続けられていた山奥の小さな宿は、
温泉宿のような風情などはなく、
熊が出るかもしれないから散歩は危険だと言われるほどの山の中、
どこにでもあるような杉林に囲まれていて、
宿の離れに小さなお風呂があって、
エアコンがなく、鍵もかからない古ぼけた客室がいくつかあるような、
いわゆる寂びれた民宿、といった趣なのですが、
ここの料理が素晴らしく、四季それぞれにいただける料理がいつも美味しい。
春は山菜と岩魚、夏からは鮎やアマゴ、秋になったら栗。
じつは私、子どものころにここで岩魚の刺身を食べて以来、
生魚で一番美味しいのは岩魚だと思っているのでした。
といっても長い間味わう機会がなく、今回は10年以上ぶりに訪れたのですが。

 

岩魚の刺身と塩焼き、山菜の胡桃和え、きのこのお椀、
自然薯、ふき味噌、山菜の天ぷら、イノシシ肉は鍋と照り焼き、
最後に岩魚の骨を唐揚げに。
食べきれないほどのご馳走でした。
もう最後だなんて、寂しい限りです・・・
 
 
帰り道、雪の残る道沿いの湿った土手にふきのとうがたくさん顔を出しているのを見つけ、
車を路肩に停めて、足元を泥だらけにしながらせっせと摘み、
その晩に、つくしとふきのとうを天ぷらでいただきました!

 


 
 
勝山は恐竜の化石発掘の地としても有名で、
杉山鉱泉のお風呂はその発掘現場の岩山が目の前に。

福井県立恐竜博物館、訪れるのは今回で2回目です。

子どもらはこのところ恐竜がマイブーム。
Eテレの地球ドラマチックが好きな長男は、恐竜の番組は繰り返して観ていまして、
恐竜の名前とともに三畳紀、ジュラ紀、白亜紀などのその恐竜が生きた時代までも把握しつつあります。
最近のお気に入りはスピノサウルスだそうで。

何億年も続いた恐竜の時代。すごいですよね!
フクイサウルス、フクイラプトルなんて、マニアックな日本の恐竜名。
何億年も前の地層が、日本の山にあるんですよね。すごいなー
因みに福井の水月湖は、7万年分の世界標準の時計と言われる堆積物を有しているそうで。
余談ながら、琵琶湖もとても古いんですよ。何百万年という生き物たちの営みがあるんです。

幾万年、幾億年もの歴史に思いを馳せると、
今自分たちが生きている時代はほんの僅かで、
ときどきに宇宙や地球の視点を持つことは、心豊かに生きる知恵(智恵)なのだろうな、と思ったり。
 
 
という、とりとめのない内容になってしまいましたが、
今日もちっこい自分たちは、ちっこい時間をいっぱいいっぱいで過ごすのでした。

(アツコ)

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めぐる日本のものあわせ

2014-3-6

来週から1週間、大丸梅田店のイベントに出展します。
期間中、全日程終日在店しております。

 「めぐる日本のものあわせ」
  3月12日(水)~18日(火)
  大丸 大阪・梅田店 4F 婦人靴売場内特設会場

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ものあわせ、出展終了しました。

2014-3-20

大丸梅田店4Fの催事「めぐる日本のものあわせ」出展期間(3/12~18)が終了しました。
期間中お越しくださった皆さま、お買い上げくださったお客様、
ありがとうございました!

期間中はとても暖かく、はじめはつぼみだった盆栽の桜が、期間中満開に。
一足先に春を感じることができました。

 

期間中、プランターにちくちくやっていました。

今回は隣のブースが東京の「safuji」さんでした。
クラフトフェアなどのイベントでは、忙しいときは出展者同士で交流する機会というのがほとんどないのですが、今回は期間中たくさんお話しができて本当に良かったです。特に同じジャンルの出展者さんとはお互いになんとなく気を使ってしまい、こちらもなかなか話しかけることができないので、この出会いはとても貴重だったと思います。
ご夫婦で活動されていて、お子さんがふたりいらっしゃって、
共感できることがたくさんあって、私たちもがんばらないと、と思いました。
他の出展者さんとも交流させていただき、良い刺激を受けることができました。
 
 
百貨店への出展は初めてでしたが、色々と学ぶことが多かったと思います。
関わっていただいたみなさま、有難うございました。

「めぐる日本のものあわせ」は、3/31まで開催されています。
 
 
来月は大阪和泉市のお店「MONO STYLE」さんで展示販売があります。
詳細は近日中にお知らせいたします。

(アツコ)

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2014年 年間スケジュール

2014-12-22

(随時更新)

3/12(水)~3/18(火) めぐる日本のものあわせ  大丸梅田店 (終了)

4/3(木)~4/26(土) 「陶と革の手しごと展」(企画展) MONO STYLE (終了)

4/12(土)13(日) ARTS&CRAFT 静岡手創り市 (終了)

4/19(土)20(日) 山口アーツ&クラフツ 2014 (終了)

4/29(土)~5/25(日) 期間限定「ヌイトメルのバッグ」 (終了)
          大阪梅田・ブリーゼブリーゼ4F パブリックスペース・ノルディックガーデン

5/3(土)~5(月) アートzaマーケット  金沢21世紀美術館 (終了)

5/10(土)11(日) ひめじクラフト&アートフェア (終了)

5/31(土)6/1(日) にわのわ アート&クラフトフェア・チバ2014 (終了)

7/20(日) オーガニック&つながるマーケットしが (終了)
          ※ ワークショップで出店します。

9/24(水)~9/29(月) nuitomeru受注会 Walls&Bridges (大阪・船場) (終了)

9/28(日) 道明寺天満宮手づくりの市 (終了)

10/4(土)5(日) アート・クラフトフェスティバル in たんば (終了)

10/8(水)~13(月・祝) 日本のものあわせ  大丸梅田店 (終了)

10/18(土)19(日) のとじま手まつり 2014 (終了)

10/18(土)~31(金) バッグ受注会  (終了)
         大阪梅田・ブリーゼブリーゼ4F パブリックスペース・ノルディックガーデン

11/1(土)~8(土) 個展 「ヌイトメル展」  黄魚(東京) (終了)

11/8(土)9(日) 五十鈴の森クラフトフェア (三重県・伊勢市) (終了)

11/15(土)16(日) 灯しびとの集い (大阪・堺市) (終了)

11/25(火)~29(土) 個展 「ヌイトメル展」  fripon-friponne(千葉) (終了)

12/21(日) サンデービルヂングマーケット (岐阜市) (終了)
 
 
  2014年のスケジュールは全て終了しました。

  2015年のスケジュールはこちら →  
  

 2013年スケジュールはこちら → 

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巾着バッグのお手入れ

2014-1-22

巾着バッグは、ヌイトメルの定番となっていて、たくさんの方に使っていただいています。
革は使っていくうちに風合いが変化していくもので、その色つやの変化を楽しむのも醍醐味です。
鹿革はほとんどお手入れが必要ないとお伝えしていますし、自分も実際にお手入れらしいこともしていません。

ヌイトメルで使用しているのはタンニンなめし(ヌメ)の鹿革です。
風合いや色、経年変化は個体差がありますので、個々で異なります。

→ ヌイトメルの鹿革について 詳しくはこちら

とはいえ、使い込んで汚れてきてしまった場合にメンテナンスをして、
汚れを拭いたり、ロープを新しくしたり、雰囲気を変えてみるのもいいかもしれません。
メンテナンスをすることで、長く使っていただくことができます。

ということで、巾着バッグのお手入れをしましたので、その方法をご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回はナチュラルとライトブラウンの巾着バッグを洗いました。

ついてしまった汚れは完全には落ちませんが、
鹿革のハギレ裏面で丁寧に拭いてあげることで少しずつ汚れや黒ずみが取れます。
(インク等の汚れは取れません)
あまりに強くゴシゴシこすると革の表面が部分的に剥がれてしまったりキズがついたりしますので、数本の指の腹を使って大きい面でまんべんなくなでる感じです。
ハギレに油分(サラダ油等で代用できます)を少しだけ着けて馴染ませてから拭く
(油分で汚れを浮かせながら拭きとる)方が汚れがよく取れますが、
鹿革は油分を吸いやすいため、使い始めのバッグでやってしまうとその油分でところどころに油シミのようになります。その場合は鞄全体的にまんべんなく油分を入れてあげるのも手ですが、油分が入ると染料も落ちやすくなる場合もありますので色移りをする恐れがあり注意が必要です。
必ず、角の部分や底など目立たない部分で試しながら汚れを拭いてください。

ナチュラルの鹿革には染料を入れていませんし、オイルで仕上げていますから、
色のバッグよりもお手入れに気を使わなくても大丈夫です。
上述のようにして油分を少しずつ足しながら拭いてあげると汚れも少しずつ落ちてくれます。

まず、半年ほど使ったナチュラルの巾着バッグです。
あまり外出しないので、使うのは週1回程度でしょうか。
手の脂などを吸って、全体的にしっとりしています。
色はそれほど濃くなっていませんが、背面や角部分が少し汚れてきています。

 

これを洗った後はこんな感じ。
ずいぶんきれいになりました。

 

少し硬くなって油分が抜けた感じがしますので、この後に鹿革用ワックスをまんべんなくスプレーして優しく揉むと、ツヤとふっくら柔らかな風合いが戻ります。

鹿革用ワックス(wax for deerskin)についてはこちら → 鹿革のお手入れ

(※ リンクページの下部で紹介しています)

洗い方の手順を紹介します。
こちらも約半年、使い込んだライトブラウンの巾着です。
バッグを取り扱い頂いているお店「黄魚」オーナーさんに毎日使っていただいているバッグ。
もとのベース色は上のナチュラルとライトブラウンで違いますが、同じ半年でも使う頻度でこんなに色づきが違うものなのです。(経年変化は個体差があります)
いい感じにツヤが出て、かなり使い込んだ雰囲気になっています。
(左画像:鞄前面  右画像:鞄背面/右側は使用前のライトブラウン色見本)

 

まずは、上で記述したように、少し油分を含ませた鹿革端切れの裏面(柔らかい布で代用可)で優しく黒ずみを拭きとります。
少しずつ丁寧に拭きます。ゴシゴシこするのはNGです。
完全には落ちませんが、黒ずみが少し薄くなります。
次に、洗剤で洗います。

洗剤はタピールのレーダーザイフェ(レザーソープ)を使いました。
タピールはドイツ製のレザーケアグッズ。
タピールのケアグッズは自然な香りで、使い心地が良いです。
→ タピール製品はこちらで紹介されています。

これはロープを付け変えるので、ロープを外してから洗いました。
裏地を引っぱり出して革の部分だけ洗います。
(裏地を洗いたい場合は裏地と別々で洗います。
リネン裏地は布用の石鹸などで部分洗いをお勧めします。)
まず、泡立て用ネット等でソープを泡立ててから、泡でバッグをなでてまんべんなく洗います。
泡立ちにくいので、泡で洗うという感じではありませんが、ゴシゴシこすらないように注意しながら指の腹をやさしく滑らせる感じです。
泡を濡らして絞った柔らかい布でふき取ります。

ぬるま湯で優しくすすぎます。
汚れや染料も若干落ちて水が濁りますので、水を変えながらすすいでください。

十分にすすいだら、軽く押しながら絞って、タオル等で水分を押しながら拭き取り、
形を整えて陰干しをします。
ネットなどに平面で干しても良いですが、吊った方が早く乾きます。

 

乾いたらこうなりました。
洗う前と比べると、だいぶん汚れが落ちています。
(左画像:鞄前面  右画像:鞄背面)

 

最後に鹿革用ワックスをまんべんなくスプレーしてから、
革の表面どうしをこすり合わせるようにしてやさしく揉むと、ツヤと柔らかさが戻ります。

ロープは新しいものに取り換えます。
使い込んでしなやかに変化していますが、ロープの交換はお好みに応じて。

この一連のメンテナンスは特に特別なことをしていませんので、
ロープの付け替え以外はご家庭でもお手入れしていただけます。

**ポイント**
1、ゴシゴシこすらない。
2、水で洗った後に革が型崩れしないように形を整えてから干す。
3、硬くなってしまった部分は優しく揉む。(強くこすらないこと)
4、はじめに目立たない部分(底など)で試すこと。

汚れ落としに鹿革の端切れを使いましたが、
フェルトやネルなどの起毛素材や、古いTシャツやカットソーの切れ端など、
柔らかい布でも代用できます。

メンテナンスを終えると、心地よい達成感を味わえます(笑)
頻繁にする必要はありませんが、時々手を加えることで長く使えるのが革製品の良いところです。

以上のメンテナンスは、こちらでもお受けできますので、お気軽にご相談ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【メンテナンス料金】(税別・送料別) 2020年1月より

●洗濯+ワックス仕上げ

巾着バッグS・MS・M 3,000円

巾着バッグLS・L   4,000円

鹿革トートバッグ   4,500円

●ロープ交換

巾着バッグS・MS・M(DKT-S/MS/M) 3,000円

巾着バッグLS・L(DKT-LS/L)   4,500円

鹿革トートバッグ    7,500円

その他、糸のほつれ等の仕立て修理も承ります。(個別に見積りをご連絡します。)
他の型のバッグのメンテナンスもいたします。(型ごとの料金は順次アップしていきます。)

メンテナンスのお問い合わせ → info@nuitomeru.com
※ 件名に「メンテナンス依頼」とご入力ください。

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