2019秋・個展のお知らせ(別府)

2019-8-31

2019年秋、始めの展示会を大分県別府市「SPICA」さんで催していただきます。

定番の鹿革巾着バッグ各サイズと、山羊革バッグのシリーズ、

春からご紹介している細マチ巾着バッグ、フラップポシェット、

押口の財布とポーチ、

2019年新作の小物シリーズ、プランターポットをご用意いたします。

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ヌイトメル exhibition

2019年9月21日(土)~ 30日(月)
OPEN:10:00 - 17:00

店休日:9/25(水)
在店日:9/21(土):アツコ

at:SPICA

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2019秋・新作小物の紹介-1

2019-8-17

早いもので、お盆休みがあと2日です。

今回は、新作の小物を紹介します。

こちら、鹿革のメガネケースです。

昔から眼鏡のレンズ拭きに使われているのは、セーム革(=油でなめした鹿(本来はカモシカ)の革)ですよね。

最近のマイクロファイバーなど化学繊維は昔よりも良くできているようですが、結局一番レンズにいいのはセーム革らしいです。(セーム革にも細かく品質の差があります)

鹿革は化学繊維のクロスよりも細かい線維なのでガラスを傷つけず、油分や水分をよく吸うためにきれいに汚れをふき取れ、かつ革の組織に適度な油分を含むため静電気を防止するそうです。

なので、鹿革はメガネケースにも絶対いいと思っていました。

とはいえ、私たち2人とも目が良いので眼鏡ケースを使う機会はほとんどなく、今までは特に不便なく過ごしていたのですが、ここしばらくは夏の日差しに耐えられずサングラスを重宝するようになりました。これから年齢とともに老眼鏡やルーペ、眼鏡を使う機会はこれから増えることでしょう。

両面貼り合わせ(中も表革)の鹿革に紐を縫い留めた袱紗タイプのケース。

袱紗(ふくさ)には「こはぜ」「笹爪」などという留め具で留めるものがあります。

こちらは、鹿のツノを削って作られた、オリジナルのパーツを留め具にしています。

開閉に紐をくるりと巻く所作は、どことなく趣があっていいなぁと感じています。

少しばかり面倒ではありますが、頻繁に出し入れしないタイプのケースにはそれほど不便を感じません。

ペンケースにも使えるサイズです。

同じシリーズの名刺・カードケース。

他の小物は、また次に紹介します。⇒ 新作小物の紹介-2

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紐が主役

2019-7-26

コモノ、コモノ、

いつも小物がないと思いながら展示会を重ね、はや7年が過ぎましたが、

少しずつ小物づくりには取り掛かっていまして、

サンプルをつくってはボツにして、つくっては再考を繰り返しています。

商品にする判断基準は「ヌイトメルらしさ」です。

なので、らしさがないものはボツになります。

少しずつ積み重ねてきた「ヌイトメルらしい」を説明することは少し難しいですが、

この規模だからできるもの、

ちょうどいいもの、

それほど簡単にはつくれないもの。

シンプルと簡単は似て非なるもので、

きちんと手をかけて、心をくすぐるような細やかな仕事と

ちょっとした心遣いとさりげない主張

・・・といったところでしょうか。

何かにつけ理由や理屈を考えてしまう癖があり、

だからなかなか新作が増えないのですが、少しずつでいいと開き直っています。

鹿革で1本ずつ作っている紐。

コレ、実はわりと手間がかかっていまして、仕上がりの完成度が高いのでこの紐を使った小物が作りたくなり、

その小物たちが完成に近づきつつあります。

笹爪に見立てた鹿のツノパーツと

ほんのすこしの土臭さをまとった、

袱紗のような佇まいで

鹿革小物のシリーズ、完成間近です。

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革と素材についての考察

2019-7-13

イベントや展示会、バッグをご購入いただいたかたへお渡ししている素材の紹介のためのカード。

毎回1000枚ほどつくるのですが、今年はじめに新しく作り直したのがもう半分ほどになってしまいました。

また発注しなきゃ、と思いながら、写真を変えようか、そのままでリピートしようか、考え中・・・

中の文章を見直しつつ新たに付け加えたりして、三つ折りになったカード。

改めてここ数年で感じたこと、今考えていることを書き加えました。

製作していると、色々とお伝えしたいことがでてくるのですが、

説明が長くなりなかなか口頭では伝えきれないので、普段はお話しできていないことを書いていると文字数がどんどん増えていき、カードの中には小さい文字でぎっしりになってしまいます。

ほとんどは素材についての説明ですが、バッグにつけている取扱説明書には書かれていないことも載せていますので、何かしらの発見をしていただければ嬉しいな、と思います。

 

革を扱う仕事をはじめて20年近くになりますが、近年は安定した革の入手が難しくなってきています。

それは、天然の素材(革の原料は主に食肉の副産物)であることに加え、使っているのがタンニンなめしの染料染め、素上げという、原料の状態がそのまま風合いに影響しやすい素材が主だからということと、

革という素材の製造をめぐる環境が刻々と変化していることも、その理由です。

同じ状態で、同じ分量が常に手に入るわけでなく、季節や生育環境、世界での需要のバランスなどで素材の状態が変化したり入手が困難になったり、

革を製造している業者(タンナー)さんが廃業されたりして突然供給が止まることもあり、

ヌイトメルでも、現在では革の状態や仕入れ状況の変化によって製作できなくなったデザイン、色が多数あります。

そして、今後も革の確保において安定することは難しいと考えています。現状として、手元にある革の特性を見極めて製作していくことになり、これから先に製作できなくなるものもでてくるでしょう。

革に限らず、生地や木材、植物や生きものを原料としていて、多くの人の手を経てつくられる素材の入手について世界の情勢や経済状況に左右されるのは当然のことです。人の手を経るということは、その人の手や場所がなくなると作れないのですから、いつも同質の素材が手に入り同じ状態の製品が作れるという安定など、天然素材に関してはどこにおいてもないように思います。

天然皮革の製品がいつまで作り続けられるのか、またその価値が認められるような価値観がいつまで続くのか、わたしたちには予測できません。産業、文化が移り変わり、いずれ天然の革製品が必要とされなくなる時代がくるかもしれません。

そういう変化のなかに世界中の「ものづくり」が成り立っていることを自覚しつつ、これからヌイトメルがどのようにものをつくっていくか、日々考えていきたいと思います。

 

ひとつひとつ違うのが革製品の魅力で、良いところです。

おなじ色でも色味の違い、アタリやテリ、ツヤや色の変化も使い手次第、使って育ててゆくタンニン革。

手に取っていただいた、今のその「もの」が唯一になりますので、愛着をもってご愛用いただければ幸いです。

(アツコ)

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細マチ巾着ポシェットの販売

2019-6-20

細マチ巾着ポシェットのウェブ販売をはじめます。

軽くて薄いポシェットは、必要なものだけ入れて持ち歩くのにぴったりです。

斜めがけにしても、紐をくくって短く持っても、シンプルなのでどんな服装でもなじんでくれる便利なポシェットです。


商品ページはこちらから → 細マチ巾着ポシェット

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