牛革について

2011-8-25

最も出回っている一般的な革で、基本的には世界中で広く食されている肉牛の皮が原料です。
牛革は毛穴や汗腺が少ないため表面(銀面)が美しく、皮膚組織のコラーゲン線維が緻密に絡まり合っているため、とても丈夫です。
革の面積が大きく(成牛)、表面が滑らかなため型押し等の加工を施すことができ、あらゆる用途に対応できるのもよく使われている理由のひとつです。
牛革は成長(月齢)や性別(牡・牝)、去勢や出産の有無などによって質や特徴が異なるため、用途によって使い分けます。

 ※「お手入れ」については、外部サイトへリンクさせていただいております。
 
 
【仔牛】
●カーフ ・・・ 生後6カ月以内の仔牛の皮をなめしたもの。
         キメが細かく柔らかい。牛革の中で最もしなやかで薄く軽く、最上質な革。  >> ヌイトメルで使用しているカーフについて
  → お手入れ方法

●キップ ・・・ 生後6カ月~2年の中牛の皮をなめしたもの。
         キメはやや粗くなるが、カーフより厚く丈夫。
  → お手入れ方法

●ハラコ ・・・ 牛の胎児や生後間もない仔牛の、毛のついた皮をなめしたもの。
         出産前に死亡した牝牛のお腹にいた腹子や、死産した仔牛を使用するため、非常に希少な革。
  → お手入れ方法
 
 
【成牛】
●カウ  ・・・ 生後2年以上、出産を経験したメス成牛の皮をなめしたもの。
         キメが細かくステアよりも薄い。キップとステアの中間の特徴をもつ。
         腹部分が伸びやすい。未産の牝牛革をカルビンといい、上質とされる。
  → お手入れ方法

●ステア ・・・ 生後3~6カ月で去勢されたオスを2年以上育てた成牛の皮をなめしたもの。
         傷が少なく(去勢されているため?)キップに近い質感で、厚くて丈夫。
最もよく使われている革。
  → お手入れ方法

●ブル  ・・・ 生後3年以上の去勢されていないオス成牛の皮をなめしたもの。
キメは粗いが厚くて丈夫。
表面に傷が多い(オスはよく喧嘩をする)ため、主に靴底等に使われる。
  → お手入れ方法
 
 
 
 → ヌイトメルで使用している牛革はこちら

 → お手入れ方法【一般】(牛革のお手入れに有効です)

 → 革についてもっと詳しく

     加工・仕上げについて ・・・ 準備中

     革の基本と用語
 
 

コメントは受け付けていません。

ページの先頭に戻る