2011 素材紹介(目次)
2011-8-17
ヌイトメルのアイテム・使用素材も少しずつではありますが増えてきました。
その中で、定番とも言える素材、現在使用しているメイン素材のことを、整理してご紹介します。
この素材シリーズは、ホームページの「イロイロ・素材のこと」でも表示されます。
記事を書く度に項目ページへジャンプできるよう、各項目にリンクを張ります。
今回は2011素材の「目次」です。
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■ 革 ■
下記(1)~(4)を番号順に、一行に表記
(1)動物の種類・呼び名(厚さ)
(2)なめし種類・仕上げ
(3)表面質・加工(質感)
(4)成長による種類
牛革(厚) ヌメ・オイル スムース(ハード)【成牛】
牛革(厚) ヌメ・素上げ スムース(ハード)【成牛】
牛革(厚) ヌメ(NA:素上げ) 揉み革(ソフト)【成牛】
牛革(薄) ヌメ スムース(ソフト)【成牛(ステア)】
牛革(中厚) ヌメ 揉み革 (ソフト)【成牛(ステア)】
牛革・カーフ(薄) ヌメ・オイル スムース(ソフト)【仔牛(カーフ)】
鹿革・ディア(厚) コンビネーション スムース(極ソフト)
鹿革・ディア(薄) コンビネーション スムース(極ソフト)
鹿革・ディア(薄) コンビネーション・オイル ヌバック(極ソフト)
馬革・ホース(中厚) ヌメ シュリンク (ソフト)
羊革・ウールシープ(中厚) ヌメ (ソフト)【ウール用成羊(シープ)】
*用語の説明*
(2)なめし種類・仕上げ
●「ヌメ」=植物性タンニン(渋)でなめした革のこと。
●「コンビネーション」=タンニンとクロム剤でなめした革のこと。
※ 参照用語:なめし
●「素上げ」=植物性タンニンでなめしたままの状態のこと。
●「オイル」=革をなめした後の仕上げに、油分を含ませること。
油分の種類と使用量は多岐にわたる。
通常染色されたヌメ革はオイル等で仕上げるが、
多く油分を含ませた革以外は敢えて「オイル」と呼ばないことのほうが多い。
(3)表面質・加工
●「スムース」=表面が滑らかな革。銀=ぎん(革の最表面)付き革。
●「ヌバック」=革の表面(銀面)を削って、起毛させたもの。
牡鹿の革を同様に加工したものを「バックスキン」という。
●「揉み革」=機械や手でもんで、表面に“しぼ=しわ”をつけた革のこと。
揉む方向で数種類の呼び名がある。
●「シュリンク」=なめしの工程の途中で高熱や薬品で革の表面を縮め、しぼ(しわ)をつける加工のこと。
(4)成長による種類
● 動物の種類によっては、成長や性別(身体の大きさ等)、
部位で革質(繊維質)等が変化するため、使い分ける。【】にて記載。
■ 布 ■
杞柳布・キリュウフ 絹×綿 キャンバス(平織り) 草木染め(布地後染め)
麻(リネン) キャンバス バイオウォッシュ加工
麻(リネン) 裏地①(水通し 有・無)
麻(リネン) 裏地②(裏面アクリルコーティング加工)
■ 籠 ■
紅籐
■ その他 ■
真鍮
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素材紹介はお勉強的で、ブログに書く必要はないかも、と思ったりもしました。
でも、買い物をしていて「本革」とか簡単な説明がされているだけだったり、売っている人でも専門的にはあまり知らなかったりもします。
専門的なサイトやホームページを探すと素材について細かく紹介されてはいますが、マニアでもない限り探してまで見たいとは思いません。
確かに文字の羅列で、始めはちんぷんかんぷんですが・・・素材を知ると色々見えてくることがあるのです。
自分の持ち物の素材について知ることは楽しいし、役にも立って、愛着も湧きます。
そんな「素材」にもっと興味を持っていただけたらと思って、敢えてどんどん書き進めることにしました。
今までのブログで書いていて若干重複する部分もあるかと思います。
これまではその素材との出会いを含めてのご紹介でしたが、この「素材紹介」では純粋に素材の特性、お手入れ方法を書きます。
今後素材が増える場合は、年ごと(2011、2012、2013・・・)で素材をまとめます。
素材によって特徴がありますし、お手入れ方法も若干異なります。
お手入れに関しては、お買い上げの際に直接お話ししても“くどい”し、忘れてしまいます。
商品と一緒にお取扱注意事項の紙もお渡ししていますが、保管されることもあまりないでしょう。(自分がそうですから・・・)
ですから、必要な方は必要な時に読んで、ご参考になさってください。
特にブログで紹介しなくても良い、でも書いてあると何かで役立つかな、と感じる項目は、「イロイロ・素材」コーナーや、「用語集」コーナーにそっと追記しておきます。
次回へつづく。