山羊革・お財布ポシェット ( GOFPS・GOBPWP )お取り扱いについて

2025-6-20

(2025年6月現在)

▶ ゴート・お財布ポシェット ( GOFPS・GOBPWP )の使用素材

【革】

● 本体:山羊革  国産  タンニンなめし

ブラック ダークブラウン ライトブラウン 他

ヤギはアジアやアフリカなどで家畜として一般的に飼育されており、山羊の皮からつくられる山羊革(ゴートレザー)の原皮・革は、主にインドやパキスタンで多く製造されています。

厳選されたインド原皮(きめ細かで薄く柔らかい良質な小判原皮)を、日本国内にて鞣し染料で染められた素上げの山羊革です。原皮の選別や染色・仕上げに対するタンナー(革の生産業者)の高い技術が伺える染料染めの革は、表面が均一にならず味わいのある風合いになり、さらに染料で表面の色を整え深い色合いに仕上げられます。(時期によりパキスタン原皮、ワックス仕上げの山羊革も使用しています)

山羊革は軽く柔らかい風合いでありながら適度に張りがあります。また表面の独特な細かいシボ(シワ)、革表面が強く摩擦しにくいという特徴があります。(シボの深さ大きさには個体差があります。) 使うほどに柔らかく馴染んで美しい艶がでてきます。

 

● 部分使い:牛革(成牛) 国産(栃木・兵庫等) タンニンなめし

ブラック ダークブラウン ナチュラル 他

ロープ・内側ファスナーポケット引手

植物の渋でなめし、揉んで柔らかくしたソフトな薄めの牛革を紐に加工し、1本ずつロープ状に編んでいます。
はじめは固い使用感も、使ううちにしなやかに馴染み、紐通りが良くなります。ナチュラル色は
キャメルに、ブラウン・ブラックはつややかに変化します。お手入れは不要です。

 

 

「なめし」とは?

動物の「皮」をミモザやチェストナットなどの植物のタンニン(渋)や薬品で防腐処理をして「革」へと変える工程のこと。なめし剤の種類(植物性・化学薬品)によって分類される。タンニンなめしは環境への負担が少ない古来のなめし方で、自然な風合いに仕上がる。その革はヌメ革とも呼ばれ、使い込むほどに味わいの変化が楽しめる。その中でも白ヌメ革は、染料を入れていない素肌の革のことで、ヌメ革の特色が最も際立つ。

 

 

【裏地】

● 麻(リネン)100% 裏コート加工

 

【釦】               【ファスナー】

● ドット釦 / 真鍮製     ● エクセラファスナー(YKK最高級ライン)

 

▶ お財布ポシェットの取り扱いについて

カドの部分はパイピングで擦れにくいように補強していますが、表革が擦れて毛羽立ってくることがあります。表面の擦れが目立ってきた場合は革用補修インクで目立たなくすることが可能です。

革の基本的なお取り扱いについては下記をご参照ください。

防水スプレーやお手入れ剤は本体に使用する前に必ず革見本にてお試しください。

ロープ長さは荷物の重み等で少しずつ(革の個体差もありますが約5~10㎝程度)伸びてきます。伸びすぎた場合は短くカットすることも可能です。(メール等でお問い合わせください)

紐を強く引っ張ると、紐がちぎれたりショルダー付け部分の穴から抜ける恐れがございます。

紐は修理および交換可能です。劣化や長さの変更など、ご希望の場合はお問合せください。

 

▶ 革製品について・ご使用上の注意事項

● 山羊革について

植物の渋(タンニン)でなめした山羊革です。薄く柔らかい風合いながら、強度もあり、特に革表面の耐摩耗性に優れています。タンニンなめし(ヌメ)革は、経年による色や質感の変化など、味わいを楽しめる素材です。

● 色落ち・経年変化について

染色の特性上、色落ち・色移りすることがございます。水に濡れると特に色落ちしますので、雨の日はできるだけご使用にならないでください。汗等で湿った状態でも色移りすることがあります。市販の防水スプレーや革専用の色落ち防止スプレー等で色落ちが軽減される場合もありますが、ご使用される場合は必ず目立たない場所やハギレでお試しください。革の風合いが変わってしまう恐れがあります。

また、濃色のものは、乾いていてもこすれて色の薄い衣服等に色が移ることがあります。

タンニンなめし・染料染めの革は、日光による日焼け(変色)がしやすいため、変色を避けたい場合は、できる限り日光にあたらないようにご使用ください。日焼けも含め、経年変化をお楽しみいただければ幸いです。

● 日常のお手入れ

※ 革の種類によってお手入れの方法は異なります。

    必ず適したお手入れ剤をご使用のうえ、目立たない部分やハギレにてお試しください。

天然皮革はお手入れ次第で美しく保つことができます。普段は柔らかい布でからぶきやブラッシングでホコリを払います。手あかや汗で汚れがひどい場合は、革用クリーナーで軽くふきます。※

定期的に素材に合った革用クリーム・オイル等で栄養分を補給してください。油分を含ませた布等でまんべんなく革の表面に軽くこすり入れてください。クリーム・オイルの色は無色をご使用ください。

※革に負担がかかるため、直射日光やドライヤーでの加熱はお避けください。

コーヒーなどの水溶性のシミはまずぬれタオルでたたくようにふき、シミが広がらないようにご注意ください。色素が革の目に入り、沈着したものの除去は困難です。

● ナチュラル(白ヌメ)革のお手入れ

ナチュラル色(白ヌメ)革は、油分、水分を吸いやすく、雨やクリーナー、オイルによりシミになります。日焼けやシミが重なることで色が濃くなり、部分的なシミは次第に目立たなくなりますが、使い始めで気になるようでしたら、水やオイルを含ませて絞ったスポンジや布等で拭き、全体的に色を濃くすると目立たなくなります。(白くは戻りません) 油分が入ると水の場合よりも色が濃くなります。※

● ワックス革のお手入れ

気温が低い場所で空気に触れずに長期間保管すると、表面のワックスが白く浮き上がってくる場合があります。白い部分を手や柔らかい布で擦ると消えますが、なかなか消えない場合は低温設定のドライヤーを遠くからまんべんなく吹き付けて革を温めてから手で擦ってください。※

ワックスは使い込むうちに馴染んできますので、メンテナンスをしながらご使用ください。

● 水に濡れた時は

一度中までぬれた革は乾燥すると革中の油分が不均一となり、部分的に硬化することがあります。

その場合、革用のオイル等を柔らかい布に付けて輪を描くように軽くすり込み、優しく揉んでください。油分をつけすぎると色が濃くなったり、色落ちすることがありますのでご注意ください。

カビが生えないように、風通しの良い場所で陰干しをして、完全に乾燥させてください。

天然皮革は濡れて乾燥すると変形することが多いため、できるだけ変形しないように形を整えて乾燥させてください。

● 保管

カビは油脂や湿気を栄養源に成長します。カビを避けるためには、長期間ご使用されない場合は保管の前に手アカや汗の付着していそうな部分をクリーナー等でお手入れをしてください。

長期に保管する時は天気の良い時に陰干しで革全体の水分を少なくしてから、通気性の良い箱・布等に入れ、クローゼット等光の入らない、湿度が低い場所で保管します。ビニール袋での保管は厳禁です。

湿気はカビの原因になりますので、定期的に陰干しをしてください。

ナフタリンなどの防虫剤は直接接触すると、変色したり、接着部分がはがれたりすることがありますので使用しないでください。

● 修理について

ヌイトメルの商品に限り、有償(内容によっては無償)にて修理を承ります。まずは、e-mailにてご連絡ください。

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