牛革・ナップサック(GVNPS)お取り扱いについて
2024-8-29
(2024年8月現在)
▶ ナップサック(GVNPS)の使用素材
【革】
● 本体:牛革 国産 タンニンなめし
ブラック ダークブラウン 他
特別な技術の特殊な鞣し方により、タンニン革とは思えない柔らかさと滑らかな手触りの牛革。程よいシュリンク(シボ)加工で軽く、柔らかいうえに適度なコシがあります。タンニン革の経年変化も美しい、エコレザー認定された高品質な牛革です。
● 部分使い:牛革(成牛) 国産(栃木・兵庫等) タンニンなめし
ブラック ダークブラウン ナチュラル
植物の渋でなめし、素肌のまま(ナチュラル)や、染料で染めて仕上げにオイルを含ませ、揉んで自然なシワをつけたソフトな風合いの革と、厚くしっかりした張りのある革を、箇所に合わせて使用しています。強度、耐久性に優れ、線維が詰まっていて固いものも使うほどに馴染みます。径年による色や質感の変化など、味わいを楽しめる素材です。
ロープ・内側ファスナーポケット引手
揉んで柔らかくしたソフトな牛革を使用。ロープは1本ずつ細くカットして丸編みしています。
ナチュラル色はキャメルに、ブラウン・ブラックはつややかに変化します。お手入れは不要です。
ハトメ穴補強部分
線維組織の詰まった厚く固い牛革を使用しています。
白ヌメ革は使うほどに色が濃くなります。水濡れでシミができた場合は、まんべんなく水で湿らすと目立たなくなります。
「なめし」とは? 動物の「皮」をミモザやチェストナットなどの植物のタンニン(渋)や薬品で防腐処理をして「革」へと変える工程のこと。なめし剤の種類(植物性・化学薬品)によって分類される。タンニンなめしは環境への負担が少ない古来のなめし方で、自然な風合いに仕上がる。その革はヌメ革とも呼ばれ、使い込むほどに味わいの変化が楽しめる。その中でも白ヌメ皮は、染料を入れていない素肌の革のことで、ヌメ革の特色が最も際立つ。
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【裏地】
● 麻(リネン)100% 裏コート加工
【ファスナー】
● エクセラファスナー(YKK最高級ライン)
【パーツ】
● ニホンジカの角(輪切りにし、くりぬき削り出したリングのオリジナルパーツ)
▶ ナップサックの取り扱いについて
ギャザー部分の中で紐を継いでいるため、革が柔らかく馴染むまでは中で引っ掛かりギャザーが均一に寄らないことがあります。手でギャザーを均一に整えて革を癖づけるように使用していくと革が馴染んできれいにギャザーが入るようになります。
リング付け部分に強い力がかかると紐がちぎれる恐れがありますので、無理に引っ張らないようにご注意ください。ロープは使用するうちに次第に馴染み、紐通りは柔らかくなります。ロープは少しずつ(革の個体差もありますが約5㎝程度)伸びてきます。
濡れてから乾燥すると革が硬化することがあります。その場合は革に油分を含ませ優しく揉んでください。
底やカドのよく擦れる部分は表面が擦れて色が落ちてくることがあります。黒以外のカラーで表面の擦れが目立ってきた場合は革用補修インクで目立たなくすることが可能です。
本体の牛革はアニリン仕上げのため水滴によるシミはできにくいですが、薄い色はシミができることもありますので、気になる場合は使用前に付属の革見本でお試しください。防水スプレーやお手入れ剤は本体に使用する前に必ず革見本にてお試しください。
▶ 革製品について・ご使用上の注意事項
● 牛革について
植物の渋(タンニン)でなめした牛革です。仕上げにオイルを含ませたり、揉んで自然なシワをつけたソフトな風合いの革と、厚くしっかりした張りのある革を、型や部位に合わせて使用しています。強度、耐久性に優れ、線維が詰まっていて固いものも使うほどに馴染みます。経年による色や質感の変化など、味わいを楽しめる素材です。詳細はホームページをご参照ください。
● 色落ちについて
染色の特性上、色落ち・色移りすることがございます。水に濡れると特に色落ちしますので、雨の日はできるだけご使用にならないでください。
また、濃色のものは、乾いていてもこすれて色の薄い衣服等に色が移ることがあります。
● 日常のお手入れ
※ 革の種類によってお手入れの方法は異なります。
必ず適したお手入れ剤をご使用のうえ、目立たない部分やハギレにてお試しください。
天然皮革はお手入れ次第で美しく保つことができます。普段は柔らかい布でからぶきやブラッシングでホコリを払います。手あかや汗で汚れがひどい場合は、革用クリーナーで軽くふきます。
定期的に素材に合った革用クリーム・オイル等で栄養分を補給してください。油分を含ませた布等でまんべんなく革の表面に軽くこすり入れてください。クリーム・オイルの色は無色をご使用ください。
※革に負担がかかるため、直射日光やドライヤーでの加熱はお避けください。
コーヒーなどの水溶性のシミはまずぬれタオルでたたくようにふき、シミが広がらないようにご注意ください。色素が革の目に入り、沈着したものの除去は困難です。
● ナチュラル(白ヌメ)革のお手入れ
ナチュラル色(白ヌメ)革は、油分、水分を吸いやすく、雨やクリーナー、オイルによりシミになります。日焼けやシミが重なることで色が濃くなり、部分的なシミは次第に目立たなくなりますが、使い始めで気になるようでしたら、水やオイルを含ませて絞ったスポンジや布等で拭き、全体的に色を濃くすると目立たなくなります。(白くは戻りません。)油分が入ると水の場合よりも色が濃くなります。※
● 水にぬれた時は
一度中までぬれた革は乾燥すると革中の油分が不均一となり、部分的に硬化することがあります。
その場合、革用のオイル等を柔らかい布に付けて輪を描くように軽くすり込みます。油分をつけすぎると色が濃くなったり、色落ちすることがありますのでご注意ください。
カビが生えないように、風通しの良い場所で陰干しをして、完全に乾燥させてください。
天然皮革は濡れて乾燥すると変形することが多いため、できるだけ変形しないように形を整えて乾燥させてください。
● 保管
カビは油脂や湿気を栄養源に成長します。カビを避けるためには、長期に使用されない場合は手アカや汗の付着していそうな部分にクリーナー等でお手入れをしてください。
長期に保管する時は天気の良い時に陰干しで革全体の水分を少なくしてから、通気性の良い箱・袋等に入れ、湿度が低く風通しの良い場所で保管します。ビニール袋での保管は厳禁です。
ナフタリンなどの防虫剤は直接接触すると、変色したり、接着部分がはがれたりすることがありますので使用しないでください。
● 修理について
ヌイトメルの商品に限り、無償(内容によっては有償)にて修理を承ります。まずは、e-mailにてご連絡ください。