お店のこと 1 ・・・なぜお店を始めようと思ったのか
2011-6-14
さて、予定がずれ込みやっと7月オープンが決まった、ヌイトメルのお店ですが、そもそもなぜお店をすることになったのか、その経緯を少し詳しく書こうと思います。
前に書きましたが、初めはお店をするということを、まったく考えていませんでした。
お店をするにしても、自分たちの商品だけではまだ自己満足的で魅力がないなぁと感じていて、それなら急ぐ必要もなく、後回しでいいよね、と話していました。
けれども、やっぱりお店を始めようと決めた、決定的な出会いがありました。
それは、お店でUSED(中古)の靴・子供服の取り扱いを始めることになった、そのきっかけです。
実は、取り扱うUSEDの仕入れに関しては、専門のかたにご協力をいただいています。
ある日、旦那さんがスニーカーと靴をまとめて3足、興奮した面持ちで買って帰ってきました。
3足?!と驚きましたが、そもそも工房を始める前に靴の仕事をしていた旦那さんは靴が大好きで、革靴からスニーカーまで、独身時代はそれこそ靴に関しては値段を気にせず買っていて、その日実際に買ってきた靴は、色も形も状態も良くサイズもぴったりで、お値段も納得のいくものでした。
最近は買い物に出かけることもほとんどありませんし、情報もあまり収集していませんので、なかなか気に入ったスニーカーに出会えないと嘆いていたここ3年程でしたから、まぁしょうがないかと思い、許してしまいました。
買った場所は、帰宅中偶然のぞいた倉庫でした。
そこにはメンズからレディースまで、USEDのスニーカーや靴・服は大人からベビーまで、カワイイものがたくさん、ぎゅうぎゅうに箱や棚に詰まっていて、靴に至ってはスニーカーは日本に入ってきていない限定のものも。他にもトレッキングシューズ、サンダル、革靴、ブーツ・・・サイズは様々で幅広い品ぞろえとその状態の良さは、まさに宝箱だったのです。
←ビーズがポイント ホワイトレザーのアディダス
旦那さんが今の仕事を始めることになったのは、(この世代にありがちですが)若いころにスニーカーや靴が大好きだったことに起因します。
お店ではなく、販売もしていないのに勝手に押し入って目をキラキラさせて話かける旦那さんを、そこのオーナーさんが面白いと感じてくださったようです。
(引かれなくて良かった・・・)
ビルケン フットプリンツも、型崩れしていません。
磨いてピカピカになりました。 →
そのオーナーのMさんは、かつて古着屋でバイヤー(買い付けの担当)をされており、今も仕入れはご自身でアメリカへ赴き、ご自身の目で探して来られています。
現在、古着はインターネットで取り引きされることが多く、コレクションや転売目的も少なくないとのこと。
USEDの靴は、リペアやお手入れすることで状態が良くなります。
旦那さんは靴の修業時代、シューフィッターの資格も取りましたし、リペアからお手入れまで色々な知識を持っており、商品のメンテナンスやお客様にアドバイスもできます。
Mさんも、靴に関しては実際に履いて買う方が良いという思いを抱いていらっしゃっていたようで、こちらの申し出に快く承諾いただき、そこの商品を一部お店で取り扱わせていただくことになりました。
ひょんなきっかけから靴を販売することになりましたが、元々靴好きな私たち。
何より、旦那さんはまた好きな靴に携わることができるのが嬉しくてたまらないようです。
オリジナルの靴を作って販売するのはまだまだ先になりそうですが、いずれは絶対に作りたい!と、私は秘かに考えています。
私の希望で、子供服も取り扱わせていただくことになりました。
USED子供服は、気に入ったデザイン、サイズを探すのに時間がかかります。
また、個人的に街の古着屋さんは子供を連れて入りにくい場所でもあります。(子供が騒ぐので・・・)
子供は、大人の買い物について来るのが大嫌いですから、お店に子供服を買いに行くこと自体あまりできません。だからうちではもっぱら頂きものか、子供が寝ている間にネットショッピングです。
でもこれからは、子供たちのワードローブにアメリカのUSEDが加わりそうです。
・・・お店のこと 2 へつづく・・・
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