お店ができるまで 2 ・・・内装工事途中経過-2

2011-5-20

kt_110517-5.jpg階段を上ったところ、アーチ状の入り口です。
素敵な扉が付きました→

これは、今回使った木の端や廃材を丁寧にくっつけて作ってくださったそうです。

いつも工事をお願いしている「岡さん」は、廃材を利用されるのがとても上手で、解体現場に出向いて古いガラスを譲ってもらったり、創作の際に出る廃材などを捨てずに置いておいたりして、新旧問わず好きなテイストの素材(木にかかわらずイロイロ)をたくさん集めていらっしゃるそうです。
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そういう素材に惜しみなく手を加える(そのアレンジは、もはやアートです)ことで、おもしろいカタチや雰囲気に仕上げてくださいます。
廃材の有効利用という観点からも、とても理想的なものづくりをされている方だと思います。

なぜ、自分たちがお金もあまりないのに内装や外装を依頼するのかというと、実はそういう岡さんのファンだからです。
気づけば、工場や家には作っていただいた部分やものがたくさんあります。
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階段の手すりに使った長い板の残りが、ハンガーラックにもなりました。

なみなみ部分がいい雰囲気。
くりぬいた部分にハンガーやフックを掛けられるようになっています。

もうひとつは、中をくりぬいたバーに。
鞄を吊るします。
これは、野外のイベントにも持って行けるようにとお願いしたものです。
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店舗用には、鏡(姿見)も作ってもらいました。
上画像にあるテーブルセットと同じ、なんとなく食パンテイスト(微笑)です。

ちなみにこの鏡の枠も、あまった木の破片をあつめて作られています。
工事の前に何度か打ち合わせを重ね、工事中もこちらの注文や要望に耳を傾け、十分応えていただいたうえに、なおかつこの独特のアレンジ・デザインを加えていただいています。

お店も十分機能的なのですが、工場のほうは、さらに機能性に重点を置いてつくっていただいており、見た目以上に作業のしやすい環境となっています。
ここから壁などに白ペンキを塗ったりして、細かい部分は自分たちで仕上げますが、とりあえず、今回の内装工事は完了です。

昨日、依頼していた備品の最後の納品がありました。
岡さんは、映画のセット製作の依頼を受け、仲間4人で北海道に今日(5/20)から出発されています。

私は今まで(今回も)工場のことにはほとんど口を出さず、旦那さんの好きなようにさせていました。
今回改めて振り返ってみると、旦那さんは”工場改装が趣味”と言いきれるほど、ここでは紹介しきれないくらい、これまで工場に手を加え続けてきています。

家具職人さんや他の大工さんにも内装を一部依頼したり、やたらと椅子があったり(家具デザイナーさんの物や、作家さんの作品、アメリカンジャンク)、これまで集めてきた骨董・アンティーク・ジャンクものがあちらこちらに配置されています。
工場・お店の備品ひとつとっても、どういう経緯でその場所にあり、何のために使うのか、など、なんでもお答えできます。

そんなこだわりを、初めていらっしゃるお客様にも一緒に楽しんでいただければと思います。
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ちなみに、岡さんは、口コミで内装・外装工事などの依頼を受けていらっしゃいます。
忙しい方なので、スケジュールの空きがあるかどうかは運次第ですが、興味のあるかたは、お問い合わせいただければご紹介いたします。

今回の記事で、とりあえず内装工事リポートを終わります。

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