個展のお知らせ(東京)

2020-1-6

代々木八幡「暮らしの店 黄魚」さんでの展示会です。

鹿革巾着バッグ各サイズと、山羊革バッグ、

細マチ巾着バッグ、フラップポシェット、押口の財布とポーチ、

「DEER×DEER HORN」の小物たち・・・などをご用意いたします。

約1年ぶりに、お客様にお会いするのを楽しみにしています。

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nuitomeru Exhibition 2020

2020年1月24日(金)~30日(木)
OPEN:月-金 11:00 - 18:00  土日 12:00 - 18:00

店休日:1/29(水)
在店日:1/25(土):アツコ

at: 暮らしの店 黄魚

(2020.2.1追記)

展示会終了しました。会期中、たくさんのお客様にお越しいただいたと、オーナーさんから伺っています。

お立ち寄りいただいた皆さま、有難うございました!

オーダーいただいたバッグは、2月末~3月末の納期で製作いたします。

完成までしばらくお待ちくださいませ。

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PIGスエードの巾着バッグ

2020-10-6

ヌイトメルのインスタでもつぶやいていますが、

5年前ほど前から鹿革の革質が変わってきて、大きなバッグや色ものがほとんど作れなくなっています。

革の大きさが小さく薄くなって安定しなくなってきたのには様々な要因があるのですが、

なんとかうまく使うことができないかと、この4~5年ほど色々な方法を試みてきました。

結局は食肉の副産物である革。貿易や経済のことは個人でなんとかできる問題ではなく、

これは、製作する「もの・こと・方法」について視点を変えていかなければならないという答えにいきつき、

違う発想で巾着バッグをつくろう!という結論になりました。

その新しい発想でつくったのが、PIGスエードの巾着バッグです。

まず、PIGスエードとは?

豚革は、日本で唯一原料から純国産でつくられている革です。

海外の多くで豚は皮までが食用になるそうで、

ほとんどの地域で皮を食べない日本では副産物の皮を革に変えて利用しており、日本産の豚革は海外でも高く評価されています。

豚革の生産地「東京都墨田区」でつくられるこの革は、洗える革「ウォッシャブルピッグスエード」として洗濯にも耐える、高い品質を誇る豚革です。

クロム鞣し革は、これまでヌイトメルのバッグでは使ってきませんでした。

けれどクロム鞣しの革は柔らかく、発色が良く、経年であまり変色しないという特徴があり、また色移りも少ないため、その特徴はカラーバリエーションには最適なのです。

環境負荷の少ない三価クロムを使用し、適切に処理・製造されている革は、信頼できる素材だと考えます。

軽くて柔らかく、丈夫で手入れがしやすく、色落ちが少なく、高品質なうえに品質も安定している、魅力的な素材です。

  

「スエード」とは皮革の裏面を表として使う革のことで、毛羽立ちのある起毛革のことです。

ピッグスエードはヌバックのように毛足が短く、上品な美しい光沢があります。

このスエードの巾着バッグをつくるにあたって、形を少し変えようかとか、

細い紐2本で絞るタイプの巾着型にしようかとか、デザインや仕様についても考察しましたが、

結局これまでの巾着と同じかたちにすることにしました。

とはいえ、単純に鹿革を豚革に替えただけではありません。

製品にするまでにはそれなりに試行錯誤が必要で、問題点を仕様やデザインでカバーするのです。

  

クロムの豚革は軽くて柔らかいのですが、薄いために張りとコシがなく、バッグが空の状態ではクシャっとつぶれて形が保たれません。

この巾着バッグは形がコロンとまるく保形されているのがかわいいので、

底と見返しは裏側に革を二重に貼り合わせて補強し、ロープと同じ牛革のパイピングを入れ、

革が柔らかすぎてバッグが自立しないという問題を解消しました。

素材違いのパイピングがアクセントになり、なおかつ保形性もあります。

見返しに厚みがあるので、バッグ口の折り返し部分がペラペラした安っぽい印象にはなりません。

見た目の統一感を出すために、本体以外の部分使い(パイピング、ロープ、ハトメ穴)には同じ牛革を使っています。

ハトメ穴には厚く固い牛革の上にロープと同じ牛革を貼り付けて、コバ(革の切り目)をロープと同色にすることにより、クラシックな印象に仕上げました。

鹿革の巾着バッグでは、あえてハトメ穴のコバがナチュラル色になっている分厚い牛革を使っています。ツヤのでる革にはナチュラルのクラフト感が少し残るほうが好みの雰囲気に仕上がるからです。

形やデザインによって革を数種類使い分け、副資材(パーツ)を選ぶ。

こういう細かい部分が全体の印象を決定づける大事なところなのです。

今は巾着バッグにもたくさん種類がありますが、

ヌイトメルの巾着バッグが紐を1本にしているのは理由があって、

それは、下げた状態でもバッグの中に手を入れやすくするためです。

トート状でも使えるハトメ穴の位置で、1本の紐は馴染むとスルっと引っ張りやすく、片手でも中のものにアクセスしやすい。

バッグのサイズが大きく荷物の量が増えると、斜め掛けのときに細い紐1本ではMサイズくらいが重さの限界で、Lサイズくらいになると荷物の重みで紐が肩に食い込み、長時間持つと痛くなってしまう。

紐の長さ、紐の細さ、穴の位置、バッグのサイズ、等々

どういうときに何を中に入れるのか、どういう状況でバッグを使うのか、

実際に使うことを想定しながらサイズやデザインを考えています。

これまで色々と作ってきて、これは使いにくかったな、これは問題だったな、という仕様もありました。

何年も使ってはじめてわかることもあり、そういうことは随時改善していくべきと考えています。

「使いやすい」ことは、バッグにとっては必須条件であると思っていて、

日常で使いにくいものにならないように注意して製作しています。

使いやすさを兼ね備えていることは、良いデザインの基本だと思います。

そういう自分たちが「良い」と思うものを作るために試行錯誤を繰り返すので、新作づくりはなかなか進みません。

さて、そうしてできあがった、PIGスエードの巾着バッグ。

色は4色、

黒×黒

カーキ×ブラウン

グレージュ×ブラウン

ダークブラウン×チョコ

サイズは「S・MS・M・LS・L」の、5サイズ展開です。

まずは、10月「List:」さんでの個展にて、オーダーを受け付けます。

WEB(ヌイトメルストア)では、準備が整い次第に販売をはじめる予定です。

  

鹿革の巾着バッグも、ほぼ黒のみになりますが、継続して製作していきます。

 

 

(2020.12.5. 追記)

PIGスエード巾着バッグの販売は、12月のオンラインストアにて、

カーキ S・MS・Mサイズのみ販売いたします。

他の色・サイズの販売は1月中旬(1/9~)を予定しています。

 【価格(税抜)】

 S:22,000円 / MS:23,000円 / M:25,000円

 LS:30,000円 / L:32,000円

サイズ・ロープの長さは鹿革巾着バッグ各サイズと同じです。

お急ぎのかたは、12月中はメールオーダー(予約注文)も受け付け可能ですので、メールにてお問合せください。

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2020年 新年に考えること

2020-1-5

2020年になりました。

今年も暖冬のお正月でした。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、親せきの帰省やらご挨拶やら後片付けやらで慌ただしかったお正月が過ぎたところで、

ひと息ついて昨年を振り返り、思ったことを文章にまとめてみました。

昨年は色々と変化の一年でした。

まずは、長男が中学生になりました。

中学の入学式からもう受験を見据えたかのような話がはじまり

こうも急に環境が変わるのかと戸惑っている暇もないまま、

小学校の内容はすべて理解している前提で進む授業と、

定期テストの課題と提出物、部活との両立にやっと慣れてきたのは2学期が終わろうとしているころ。

 

仕事では消費税が増税されたのでその対応に追われ

世の中の急激なキャッシュレス推進に慄きながら

スピードについていかないといけないような雰囲気に焦ってしまうのだけど、

本当はもっとゆっくり生きたいのになぁ、と思っているのです。

 

私のような疑り深い人間は、何かの陰謀じゃないかと勘ぐってしまうくらいによくできたオンラインゲームに

子どもたちがまるで洗脳されていくかのような日々を目の当たりにしていると

よほど気を付けていないとその渦に飲み込まれてしまう気がしている。

小学校でそのゲームは子どもたちのコミュニケーションの中心で、

それで仲良くなったり、疎外感を覚えたりの友達づきあいを学んでいくツールとなっていて、

それがないとそもそも会話が成り立たないので、これはもう生活の一部になってしまっているのだなぁと思う。

シミュレーションで満足できているなら、それはそれで幸せなのかもしれないけれど、

リアルを体験しづらい現実と、リアルを知らなくても事足りるような脳内の刺激が簡単に手に入る世の中は

映画マトリックスのような二重世界に変わるさまを見ているようで、なんだか恐ろしさも感じる。

作られた想像の世界がそのままリアルであるかのように錯覚していくことで

脳はどういう発達を遂げるのだろうか。

 

この世の中のすべてを体験できるはずもないのだけれど、

私のこれまでの経験では、何かを「体験」することで

それまでに想像していたものとは比べ物にならない刺激を、そこから受けることができた。

たとえばこの目でみる絶景は写真とは比べものにならないし、

たとえば映像を見て感じる程度の恐怖や喜びや悲しみは

きっとその場にいる人物が現実に感じているそれとは比べものにならないのと同じで。

VRによってまるで本物のような疑似体験ができる未来はすぐ近くにきているけれど、

本物を体験した人ならきっと、似ているけれど違う、と言うはずの疑似だけで体験を済ませてしまうことは

「知らない」ということを自覚することで世の中の大きさを想像することや

畏怖を知らずに大人になっていく危うさをはらんでいる。

「知っている」ことと「知ったような気になる」のは全然違うこと。

知らないほうが良いこともこの世にあるのは事実だけど、

知ること、より知ろうとすることによって開かれる世界がある。

予想しえないハプニングや困難には学びがあり、気づきがあって

そういう想定外の事態を乗り越える智慧やタフさを身につけたい。

用意された箱庭の中だけで育てられた想像力は、いつまでもシミュレーションを超えないように思う。

 

子ども向きでない映画やドラマ、芸術作品などを鑑賞するとき、子どもがたいがい退屈するのは

経験が少ないために描かれた意図やリアリティを感じ取ることができないからなんだけど、

人生を重ねるにつれて涙もろくなってしまうのは、作品のそれを自分の経験や考えと重ねることができるからで、

いくつもの体験を経て、同じ物語でも違う立場や角度から見ることで解釈が変わることへの気づきは

多様性を認めること、より多くの人が生きやすい社会をつくることへ繋がっていると考えている。

 

体験したぶんだけ想像力が広がり、知ろうとする気持ちから想像力は高まり、

考えるちからは、そういう想像力から育まれるんじゃないか。

わが子らには、そういう広い視野や感受性が育つように、意識的に声をかけていきたい。

たくさんのことを経験して、悩んで、想像して、試して、考えて、

ものごとを広く深く考えることができる、あたまの柔らかいひとになっていくために、

若いあいだに、それなりに失敗もしておくべきなんだと思う。

外に出ないと失敗も経験もできないので、できるだけ色んなところへ連れ出したい。

 

失敗といえば、庭のユーカリが夏を前に突然枯れてしまい大ショック。

何がいけなかったんだろうと振り返ってみて、

きっといろんな原因が積み重なって結果として現れたんだと思うと、次は何かしらの対策をして

春になったら、また何か新しい木を植えたいと思います。

(アツコ)

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年末年始休業のお知らせ(2019 – 2020)

2019-12-26

誠に勝手ながら、年末年始のお休みを下記の期間で頂戴いたします。

 年末年始の休業日  12/28(土) ~ 1/5(日)

上記期間中は、発送の対応ができません。

メールは上記期間中にも返信いたしますが、お待たせする場合がございます。

2019年最終の出荷日は12/27(金)です。それ以降の出荷は、1/6(月)からになります。

恐れ入りますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

今年も残り僅かとなってまいりました。

本年はご愛顧賜り誠に有難うございました。

来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
    ヌイトメル  重森一祥 敦子

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インスタはじめました

2020-9-4

うちの工房は2階建て。

1階は喫茶店→測量会社、2階は住居→社宅の、居抜きになっていた物件です。

この広い工房に移ったときから、ここで何かをしなければもったいないと思っていて、

少しずつ、壁や天井をこわして、細かく砕いて、

砂や木くずにまみれながら、少しずつ廃材を処分して、

3年かけてスケルトン化をすすめていました。

子どもに手が掛からなくなる時期をみて次に続く何かを始めようと考えてはいましたが、それがコロナ禍で急加速、

まずは、この夏ひと部屋に厨房をつくりました。

大阪にいたころからお世話になっている、オカヒロフミさんに依頼して、

7月から工事がはじまりできあがったキッチンに、

8月ぞくぞくと厨房機器が揃い、

昨日ステンレスの作業台が入って、ひとまず厨房が完成!

この厨房で、なにを始めるのかは、また次回。

インスタグラムでも発信していきます。(クニヨシ担当)

 ↓

nuitomeru

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