紐が主役

2019-7-26

コモノ、コモノ、

いつも小物がないと思いながら展示会を重ね、はや7年が過ぎましたが、

少しずつ小物づくりには取り掛かっていまして、

サンプルをつくってはボツにして、つくっては再考を繰り返しています。

商品にする判断基準は「ヌイトメルらしさ」です。

なので、らしさがないものはボツになります。

少しずつ積み重ねてきた「ヌイトメルらしい」を説明することは少し難しいですが、

この規模だからできるもの、

ちょうどいいもの、

それほど簡単にはつくれないもの。

シンプルと簡単は似て非なるもので、

きちんと手をかけて、心をくすぐるような細やかな仕事と

ちょっとした心遣いとさりげない主張

・・・といったところでしょうか。

何かにつけ理由や理屈を考えてしまう癖があり、

だからなかなか新作が増えないのですが、少しずつでいいと開き直っています。

鹿革で1本ずつ作っている紐。

コレ、実はわりと手間がかかっていまして、仕上がりの完成度が高いのでこの紐を使った小物が作りたくなり、

その小物たちが完成に近づきつつあります。

笹爪に見立てた鹿のツノパーツと

ほんのすこしの土臭さをまとった、

袱紗のような佇まいで

鹿革小物のシリーズ、完成間近です。

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革と素材についての考察

2019-7-13

イベントや展示会、バッグをご購入いただいたかたへお渡ししている素材の紹介のためのカード。

毎回1000枚ほどつくるのですが、今年はじめに新しく作り直したのがもう半分ほどになってしまいました。

また発注しなきゃ、と思いながら、写真を変えようか、そのままでリピートしようか、考え中・・・

中の文章を見直しつつ新たに付け加えたりして、三つ折りになったカード。

改めてここ数年で感じたこと、今考えていることを書き加えました。

製作していると、色々とお伝えしたいことがでてくるのですが、

説明が長くなりなかなか口頭では伝えきれないので、普段はお話しできていないことを書いていると文字数がどんどん増えていき、カードの中には小さい文字でぎっしりになってしまいます。

ほとんどは素材についての説明ですが、バッグにつけている取扱説明書には書かれていないことも載せていますので、何かしらの発見をしていただければ嬉しいな、と思います。

 

革を扱う仕事をはじめて20年近くになりますが、近年は安定した革の入手が難しくなってきています。

それは、天然の素材(革の原料は主に食肉の副産物)であることに加え、使っているのがタンニンなめしの染料染め、素上げという、原料の状態がそのまま風合いに影響しやすい素材が主だからということと、

革という素材の製造をめぐる環境が刻々と変化していることも、その理由です。

同じ状態で、同じ分量が常に手に入るわけでなく、季節や生育環境、世界での需要のバランスなどで素材の状態が変化したり入手が困難になったり、

革を製造している業者(タンナー)さんが廃業されたりして突然供給が止まることもあり、

ヌイトメルでも、現在では革の状態や仕入れ状況の変化によって製作できなくなったデザイン、色が多数あります。

そして、今後も革の確保において安定することは難しいと考えています。現状として、手元にある革の特性を見極めて製作していくことになり、これから先に製作できなくなるものもでてくるでしょう。

革に限らず、生地や木材、植物や生きものを原料としていて、多くの人の手を経てつくられる素材の入手について世界の情勢や経済状況に左右されるのは当然のことです。人の手を経るということは、その人の手や場所がなくなると作れないのですから、いつも同質の素材が手に入り同じ状態の製品が作れるという安定など、天然素材に関してはどこにおいてもないように思います。

天然皮革の製品がいつまで作り続けられるのか、またその価値が認められるような価値観がいつまで続くのか、わたしたちには予測できません。産業、文化が移り変わり、いずれ天然の革製品が必要とされなくなる時代がくるかもしれません。

そういう変化のなかに世界中の「ものづくり」が成り立っていることを自覚しつつ、これからヌイトメルがどのようにものをつくっていくか、日々考えていきたいと思います。

 

ひとつひとつ違うのが革製品の魅力で、良いところです。

おなじ色でも色味の違い、アタリやテリ、ツヤや色の変化も使い手次第、使って育ててゆくタンニン革。

手に取っていただいた、今のその「もの」が唯一になりますので、愛着をもってご愛用いただければ幸いです。

(アツコ)

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細マチ巾着ポシェットの販売

2019-6-20

細マチ巾着ポシェットのウェブ販売をはじめます。

軽くて薄いポシェットは、必要なものだけ入れて持ち歩くのにぴったりです。

斜めがけにしても、紐をくくって短く持っても、シンプルなのでどんな服装でもなじんでくれる便利なポシェットです。


商品ページはこちらから → 細マチ巾着ポシェット

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押口さいふの販売

2019-6-15

押口シリーズのウェブ販売をはじめます。

押口財布(中にコインケース付き) 18,500円(税抜)

押口ポーチ S 8,900円(税抜)

押口キーケース(画像の紐付きタイプ) 10,000円(税抜)

キーケースは、押口ポーチ・Sサイズに鹿革の紐と真鍮キーリングを取り付けたタイプ。

片手でパチっと開けて鍵がつまめるので、片手がふさがっているときに鍵が開けられるのが便利です。

すべて、ブラックのみ在庫少量ございます。(完売後、受注になります)

こちらのページからご注文ください。

 → ヌイトメルの商品ページ・小物より

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5月のおわりに

2019-5-30


10連休があっという間にすぎ、春のイベントがひと通り終わって、やっと時間に余裕ができてきたので

5月はひたすら洗濯と衣替え、気になっていたところの掃除、草刈り、散髪、

そして久しぶりのブログ。

  

混雑が苦手なので、連休は日帰りで夜中出発の淡路島へ。

せっかく晴れて朝4時過ぎから釣りはじめたのに、その日はまったくアタリがなく、

周りを見渡しても誰も釣れている気配がなく、

7時に移動するも、やっぱりどこも釣れていないように見えたのであきらめて、

道の駅で生シラス丼!と思っていったらすでに長蛇の列で、

こちらもあきらめて明石焼きを食べて、釣りを再チャレンジするも結局釣れず、

おまけに下の子が熱を出してダウン、

せっかくの淡路島なのに、もう帰るかと諦めかけたら、

長男がカメノテを見つけて、せっせと父子で取り始める。

松葉貝と亀の手でなんとかボウズは免れ、昼過ぎから帰路につく。

高速道路、京都南からの渋滞で普段は10分で帰れる道のりに+40分ほどかかってしまった。

帰ってからカメノテを塩ゆでして、

松葉貝とタケノコのバター炒めを作る。

せっかく淡路島の玉ねぎを買ったのにアジは釣れず、南蛮漬けの夢は破れたので、

またリベンジに行くぞと決意する。次は夏休みかな・・・

上の子が中学生になり、

下の子は4年生になり、

兄弟で予定が違うので、休みの計画を立てにくくなっていて、

もう家族での旅行も遊びも、予定と天気とのにらめっこで、

だからこういう連休にしか旅行に行けないなぁ、だからどこも混むんよなぁ、と、納得する。

天気が良くても釣れるとは限らないけど、

ダメなときもそれなりに楽しめるようになってきた長男を頼もしく思う。

そんな長男はこのところやたらはりきっていて、新学期はまずまず調子の良いスタートだったみたい。

少しずつ行動範囲が広くなり世界が広がっていく様子は、見ていて楽しい。

弟は10歳になる年で、この1年どう成長するのかが見もの。

兄弟でもタイプが全然ちがうので、どちらかに安心したらもう片ほうに不安なことがでてきたり、

先週も自分の未熟さにがっかりしてしまうことがあって、

正解がいつもわからない子育てだから

つまづいても、悩んでも、なんとかなると思える余裕をもっともてたらいいのに。

モノ忘れはどんどんひどくなり、小さな失敗も多くて、でも

まぁいいか、と思えるような図太さも大切にしたいと思う。

みんな元気なんだからそれでじゅうぶん。

(アツコ)

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