フラットトートとネイビーの巾着

2015-9-16

新作と新色のバッグを紹介します。

同色ロープのネイビーの巾着と、マチのないフラットタイプの山羊革のトートバッグです。

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フラットトートは、本体部分は底で継ぎ目をつくらず、革1枚をぜいたくに使っています。
持ち手付け部分はハンドステッチで。

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口の部分はマグネット、内側にファスナーポケット付き。

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鹿革のネイビーは、黒とチャコールグレーの巾着と並べるとこんな感じです。

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黒の巾着。ロープをナチュラルに変えると、雰囲気が変わります。
ベージュのパンツや麦わら帽(夏は終わってしまいましたが。)に合いそうな、軽い印象。
巾着のロープの色はウェブでもお好みでオーダーしていただけます。

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今回ご紹介した、フラットトートとネイビーの巾着は、
今週土曜、9/19から、水戸「Toneriko」さんでの個展でオーダーいただけます。

来月、10/24(土)からの東京「黄魚」さんの個展でも。(詳細はこちら →  )

ウェブでは、巾着ネイビーは10月から。フラットトートは、11月ごろから受け付ける予定です。
 
 
<2015.10.18 追記>
10/24(土)より、巾着ネイビーのご注文受付をはじめます。

商品ページよりご注文ください。 → 商品ページはこちら

<2016.1.10 追記>
2月初旬より、フラットトートのご注文受付をはじめます。
商品をアップ後、ブログでお知らせいたします。

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シンプルベルト3種

2015-7-12

今年春の個展から作り始めたオーダーベルトを、商品ページに追加しました。

真鍮バックルのシンプルなベルト。
24mm幅のほどよい太さは、ユニセックスで使えます。

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素材は厚みのある牛革。揉み加工が施されたヌメ革は、程よい柔らかさです。
マットな表面は細かいシボが入っていて柔らかく、ジーパンはもちろん、リネンやコットンなど天然素材の軽いボトムス、チノパンやウールのスラックスなど、どんな素材にもオールマイティーになじみます。

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ロウ引き麻糸を使い、バックルをハンドステッチで縫いとめています。
バックルは2種類、ラウンドとスクエアです。
スクエアバックルは薄いので、Tシャツや薄手のトップスをオーバーで着る場合、ベルトがオモテに響きにくい。

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ラウンドバックルでは、ハイグレードなバージョン、ステッチ入りのタイプも。
「漉き盛り」というテクニックで、厚い革を2枚に割って、ベルトの周囲だけを薄く漉くと中央部分が盛り上がります。
2枚を貼りあわせて周りにステッチをかけ、バックルをロウ引き糸で縫い留めます。
このようにいくつかの工程を経ると、仕上がりはグッと上品な雰囲気になります。

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全てのベルトは、長さと穴の個数などをお好みでオーダーしていただけます。
お届けはご注文から約10~14日です。

(オーダーフォームにてご注文後、確認メールにて長さのオーダー方法について、詳細をご連絡します。)
 
 
  ご注文は商品ページから → ヌイトメルのもの 小物

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個展のお知らせ(茨城・水戸市)

2015-8-30

茨城県ではじめての個展です。

Toneriko(トネリコ)さんは、北欧やアメリカ、日本の少し古い雑貨を集めたお店です。
今年の春にご縁ができました!

店舗2階のギャラリースペース「nautilus」で、展示販売させていただきます。
初日9/19(土)に、在店いたします。

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 Kasiteollisuus 手からてへ vol.1
  ”nuitomeru exhibition”

  9/19(土)~ 9/27(日): 期間中無休

   Open : 11:00 – 19:00

   at:Toneriko

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北海道で過ごす残暑

2015-8-27

先週は長い休暇を取り、北海道に行ってきました。

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トップページではお知らせしておりましたが、
ブログでお休みのお知らせをしておりませんでしたので、
お休み中、お問い合わせやご注文をくださったお客様へはご迷惑をお掛けしております。
返信および確認のご連絡が遅くなり、申し訳ございませんでした。
8/26中に全てのかたに返信をいたしておりますが、
もしメールが届いていない場合は、恐れ入りますがその旨ご連絡いただけますでしょうか。
お手数をお掛けいたしますが、宜しくお願い申し上げます。
  
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、せっかく北海道まで行くのだからと、往復フェリーにして自家用車で移動していました。
家族で9日間も旅行をするのは初めてで、ちょっと長すぎたかな、と思ったりしながら、
旭山動物園、美瑛、富良野、トマム、小樽などの定番の観光地も押さえつつ、
個人的に楽しみにしていたニッカウヰスキー余市蒸留所の見学もしてきました。

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印象深かったのは二風谷
豊かな食料と気候風土に恵まれ、古くからアイヌの集落があった二風谷は、アイヌ文化の発祥地。
そしてアイヌ工芸のさかんな地域です。

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アイヌの工芸といえば木彫り、刺繍が有名ですが、
木彫りや刺繍、地域ごとに微妙に違うアイヌの民族衣装に施された独特な模様には細部まで意味があり、装飾だけでなく魔除けやおまじないの要素も含まれているそうです。
衣服や道具に使われるアットゥシという織物はアイヌ固有の工芸で、二風谷では現代までその技術が受け継がれています。

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「二風谷アットゥシ」はオヒョウやシナの木の内皮から作られた糸を使い、美しい木彫りの装飾を施された専用の手機で織られた生地のことで、木彫りの「二風谷イタ(盆)」と並び、2013年に北海道で初めての伝統工芸品として認められたそうです。
(伝統工芸品の認定は、100年以上続けられているということが必要条件だそうです)
アットゥシ織が完成するまでの気の遠くなるような工程は、今も忠実に守られ保存されています。

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工芸館で木彫り体験が催されていたので、子どもを手伝いながら挑戦しました。
模様の線を彫り、2本目は少し内側をなぞるという細かい作業。
完成した親子共同作、シナノキのコースター。

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二風谷イタの随所に施されている鱗の柄はこの地域独特の模様だそうです。

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日本における先住民族のアイヌ。
アイヌ民族の起源は旧石器時代から縄文時代にはじまり、北海道のアイヌ文化にはオホーツクやロシア文化の影響も見られるそうです。
アイヌの文化や歴史は興味深いので大人は何時間でも博物館に入り浸っていられるけど、さすがに子どもにはツラい様子で、でも周りの散歩やサイクリングもして、結局は丸一日間そこで過ごしました。
温泉もある近くの宿泊施設は快適で、壁にイタが飾られていたり、あちこちにアイヌ的な装飾が施されていて、新鮮。
 
 
 
実はこの旅の一番の目的は、とてもお世話になっている作家さんを訪ねることで、
バスケットを編んでいただいているバスケット作家さんが春から秋にかけて毎年滞在されているログハウスにおじゃましました。

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広い敷地内にはかわいい鳥の巣が取り付けられた白樺や、畑にビニールハウス、少しずつタイルを作りながら2年かけて飾ったというお手製の石窯などがあり、毎日の楽しい暮らしを垣間見るひととき。
テラスで海鮮のバーベキューをごちそうになり、とても体にいいという白樺の樹液や、手作りのケチャップ、畑で採れた新鮮な野菜とともに、新サンマの塩焼きもいただきました!

Tさんの娘さんは刺しゅうブローチやテディベアを制作されているので、ギャラリーに親子共同で作品展をされたり、北海道内のマルシェや手作り市に出展されたり、本当に仲の良いご家族で。
6月には手づくりのもの、おいしいもの、色々な作り手さんを集めて、自宅前でマルシェを催されています。

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次の日は東川も案内していただきました。
東川はここ数年若い人に人気の移住スポットだそうで、工房や素敵なお店も多いそう。

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かごを編むときの苦労話なんかも、いろいろ聞きました。
紅籐は一本のうちで端から端まで太さがそろっていないときも多く、しなりが悪く折れやすかったり、汚れていたり、磨いてもきれいな艶がでなかったり、色が束でそろっていなかったりと、仕上がりは材料の質におおきく左右されるそうです。とはいえ、いつもいつも同じ質の材料が手に入るわけではないし、編みやすそうな均一な素材ではあの雰囲気は出ません。
細工をされていない天然の材料で制作する難しさは共通するところもあるけれど、素材それぞれの細かいところは聞かされないと想像が難しいこともあって。
北欧でさかんな白樺の籠細工を北海道で制作されているかたの話とか、白樺のかごは材料の調達が難しいとか、作り手から直接聞く話は色々と考えさせられるし、勉強になります。

今年の夏はもうすぐ終わってしまいますが、
来春は新しい形のカゴを作っていただこうと思っていて、そのカタチについても打ち合わせてきました!

そんな、Tさんがいないと作れないヌイトメルのかごバッグですが、
今回持ち帰った分は、早くも予約完売してしまいました。
時々はいつものカタチと違うカゴでもコラボさせていただこうと思っていますので、
カゴが手に入ったときは、またブログで紹介していこうと思います。
 
 
さて、秋のスケジュールが決まってきましたので、月末までにスケジュールにアップします。

まずは、9月、初めて茨城県水戸市で個展させていただくことになりました。
個展の詳細は近日中にお知らせします!
 
 
(アツコ)

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忙しい夏の風景

2015-8-10

夏は毎年わりと時間に余裕があるのですが、
今年は例年になく忙しい夏です。
 
今朝、やっと朝のラジオ体操期間が終わりました。
自治会の当番で、毎朝6時半にラジカセとはんこをもって、近くの公園で体操してました。
毎朝30~40人くらい集まって、清々しい1日の始まり。

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正直、面倒くさいけど、だいじだと思う自治会活動。
効率ばっかり優先して生きていたら、なんか大切なことを忘れてしまいそうな気がするので。
 
 
今、自宅を少し改装中で、いつもお願いしているかたに、昨日から泊り込みで作業に来ていただいています。
うちの庭、傾斜がすごくて。なんせ20年くらい荒れ放題に放置されていましたから。

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このあたりは昔、笹山だったらしく、笹があちこちに生えてきてすごいことになります。
おじいちゃんが植えたという、もみじや椿や梅や桜、ツツジの木の根も所狭しと張り巡らされてて、
石やら陶器の破片(昔、家の裏で父たちが焼き物をしていた)やらがザクザク。
こちらに越してきてから時間ができれば・・・と、色々構想していましたが、
土を耕すのがどうにも困難で、もう4年も過ぎてしまったので、もう畑をするのはあきらめました。
ということでウッドデッキです。

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改装が完成したらまた紹介します!
 
 
先週、大阪まで写真の撮影に行きました。

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スタジオでの撮影風景と、その横でDMやらの撮影と
その周りをちょろちょろ撮った写真。

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このことも、また来月くらいに紹介します。
 
 
あと、直前になりましたが、
8/12(水)に、彦根市のvokkoさんで、1日だけのイベントに参加します。

詳細はコチラ → Sunny day Market vol.2
 
 
こんな感じで、8月もあっという間に終わりそうな予感・・・
秋冬の予定もそろそろ決まってきましたので、9月はじめごろにスケジュールをアップしていきます!

(アツコ)

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