「ビスケットショルダー」

2011-4-10

 ヌイトメルのバッグ第1号、ショルダーバッグを紹介します。

全体にシボが入った牛革のキャメル色がとても気に入って、夫にひとつ作ってもらったのが3年前です。
わたしは、むかしから鞄についた金具があまり好きではありませんでした。

ショルダーはいちど長さが決まってしまえば、めったに調節しないように思います。
だから、初めから好みの長さの短めショルダーで取り付ける金具は表から見えないように。

余談ですが、鞄のショルダーを付ける部分を観察するとほとんどが縫いつけて留めるか、金具で留まっています。
量産品は金具付けが多いのは、製造コストが安くかつ強いからです。

ちなみにステッチが施されている鞄はステッチ糸がまれに擦り切れてしまうことがあります。使用頻度が高いお気に入りの鞄ほど、身体に触れる部分のステッチ糸が擦れる回数が多くなります。
糸が切れた部分は修理すればいいけれど、修理に出しても直らない場合もあるし、解体して修理するとその分修理費用も高くなる。
けれど、私は金具(カシメ・リベット)よりもステッチ留めの方がどちらかと言えば好みで、

いずれにしても長く快適に使うためにメンテナンスしやすい形と内容でつくることが大切です。

ということで、金具を見せないうえに強度も保持したショルダーの付け方を考えたのが、このバッグのおおきな特徴です。

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自分で使っているうちに、同じものを欲しいと、友人から何個かオーダーをいただいていました。

ある友人に「ビスケットみたい」と言われたことから、内輪ではビスケショルダーと呼んでいます。
革の質感をそのまま見せるため、見える部分のステッチを最小限に抑えました。

ふっくらとしたフォルムがビスケットみたいです。
もちろん使い勝手もちゃんと考えています。

リネン裏地付きで、背にファスナーポケットと中にもポケットを付けました。

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初めて作ったビスケット第1号はこんな感じに育ちました。
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ベーシックな服や色に合う、やぼカワイイ、ビスケットショルダーは
ナチュラル・ベーシック好きなかたなら服装をあまり選ばないので便利だと思います。
ショルダーが短いので自転車も楽です。

(追記)

初期作はショルダー付けの部分で少し難があり、定期的なメンテナンスが必要だったため(今までにこのバッグをお買い上げでこのブログをご覧になっているかた、こちらまでご連絡いただけましたら無償で修理いたします)、ここから修正・改良し、現在は新バージョンとなっています。

商品ページはこちら → ビスケットショルダー

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